
(写真をクリックすると拡大表示します)
2010年にハリドワールで行われるクンブメーラ(サドゥの大集会)のことを書いておきたい。
最初にまず日程。下記の現地HPですでに紹介されている。
Bathing Dates for Kumbh 2010
他の情報とも照合したが、たぶん、間違いないと思う。たくさんの日程が書かれているが、大切なのは次の3日間。
12 February 2010
15 March 2010
14 April 2010
Shahi Sanan、あるいはRoyal Bathと書かれているのが、サドゥ(ババジ)の行進日である。日程では、14January 2010のMakar Sankranti から始まっているが、サドゥはそれほど集まっていないだろう。本格的に集まるのは2月になってからだと思う。
アラハバードに比べると、行進は見にくいと想像されるが、それでもわざわざ行進日を外す手はない。それぞれの行進日の一週間ぐらい前から現地入りするぐらいが楽しいと思われる。
じつは前回のハリドワール・クンブメーラを僕は見ている。シヴァ祭(Maha Shivratri )の行進を見た。今回で言えば、12 February 2010がシヴァ祭の行進だ。この年は、本番の行進の数日前に小さな行進があった。小さいと言っても、数千人規模のサドゥが参加していたからド迫力である。ただし、前回のハリドワール・クンブメーラは少し特別な祭りだったので、数日前の行進が通常行われるかどうかは定かではない。
ちなみに前回のハリドワール・クンブメーラでは、行進日の5日前ぐらいに現地入りしたが、行進日前日も含めて、部屋は簡単に見つかった。今回は分からないが、ハリドワールには相当な数の宿がある。
行進の経路や時間は確実な情報がないので書けない。アラハバード・サンガムと比べて土地が狭いので、規制が非常に多く、前もって現地調査をしておくのが確実だ。
サドゥは2月から4月にかけて、現地でテント暮らしをしていることだろう。裸に灰を塗って巨大なドレッドを所有する本格的ナガババも多数集まってくる。巡礼者も非常に多く(一説には延べ2000万人!)、毎日がお祭り気分で非常に楽しい。サドゥだけでなく、インドのさまざまな宗教文化が見られるし、メインガートでは、毎日夕暮れ時に盛大なプジャ(祈り)が行われる。流れるのはこのメロディー。
Arti shiv ji ki
(要注意、音が出ます)
新型インフルエンザが少し心配だが、興味のある方は行ってみてください。
すでに何度か書いているが、僕自身は行けないと思う。サドゥ本を読んでいただいた方とお会いできたらおもしろいだろうな、と思っていたからそれが残念だが、クンブメーラに行けないのはそんなに悔しいことではない。ババジたちがガンガーで沐浴する頃、こちらの多摩川写真もクライマックスを迎えるはず。川を眺めつづけて全然飽きないのはあきらかにサドゥの影響だった。
上の写真はガンガーを目指すサドゥたち。下は料理はうまいがヨーガが下手なババジ。どこのレストランよりカレーはうまかった。
(余談だが、ハリドワールは、北インドでもっとも菜食カレーがおいしい街のひとつだと思う)

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