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黄昏れる海と幻の寺

Tasogare001

昔から、自分でも呆れるほど似たような写真を撮り続けている。太陽が沈んで一度は暗くなった空がだんだんと赤くなり、遠くの風景がなんだかあの世じみて見える幻想的な黄昏。真っ赤な夕暮れは、臨界点を越えると今度は一転して、またたくうちに暗く沈みこんでいく。こういう風景を見ると、どうしても写真を撮らずにはいられなくなる。

黄昏、そして夜明け前の薄明の時間を撮りたくて、3年半かけて川を撮り続けてきた。もし海の近くに住んでいたら普通に海を撮っていたことだろう。いつかは岬の突端に住んで、朝夕の海と空をひたすら眺めたいと思ったりもする。

上の写真はインド最南端、カニャークマリの黄昏。雨模様の空だったが、夜の間際になって、はるか彼方の地平線の辺りが真っ赤に染まり始めた。手持ちの望遠レンズを目一杯伸ばしてファインダーをのぞく。すると遠くの岬のさらにその奥にヒンドゥー寺院の塔か、あるいは大聖堂のようなシルエットが見えた。でも、この近くにそんな大建築があるという話は聞いたこともない。あれはいったいなんだったのだろう…。


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