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出不精な旅

Tama004

まったくの出不精ということではなく外にはよく出ているのだが、ともかく遠出するのが億劫になっている。都内のほうに撮影に行くと帰りの満員電車が面倒だし、奥多摩の寂しい山道を歩くのも気が滅入る。近場の多摩川でも、府中本町より下流の南武線はなんとなく居心地がよくない。それで結局、毎度のように立川や日野あたりの中央線か、青梅線を少し登っていくぐらいの多摩川沿いに落ち着いてしまう。

そういえば、ある友達が外国移住を考えているとかで、一瞬うらやましいなあ、と思ったが、移住するのもいろいろ面倒くさいことが多そうで、話を聞いていくうちに、あ、自分は多摩近辺でいいよ、と言ってしまった。外国も、インド、ネパールあたりを気楽に旅するのはいいとしても、それ以外の国となるとやはり億劫だと感じてしまう。

先週は家の中を整理して大量の本を処分した。知識欲がすっかり減退してしまったようで、やはり年のせいかとも思うが、単純に生きたいという思いが強くなっている。インドの宗教に関する知識なんかも結局ほとんどはどこかに飛散してしまったし、自分に必要なことはHPにすでに書いた。あるいは、HPに何を書いたかもだんだん忘れつつある。

いろいろ考えていくうちに、自分に必要なものはやっぱり写真ということに落ち着いていく。旅はしたいが、無理をしてまで遠くに旅したいとは思わない。近くを歩いていても旅はできる。先日は、多摩川支流の小川に霧が立ち、そこに満月の光が差し込む光景を見つけた。誰も注目することのない小川だが、3年前から何度となく通っていて、行くたびにさまざまな風景を見せてくれる。出不精な旅行者にはぴったりの場所だ。

上の写真はその小川への道すがら。月の光に照らされた草むらの道を歩いていく。そういえば、一年前にはここで狐に遭遇した。寺も祠もないけど、自分にとってはちょっとした聖地。そういう場所が多摩川のいたるところにあって、天国の河原とか天国の森とかというふうに呼んでいる。

というわけで、多摩川とその周辺の旅がさらに続いていきそうだ。

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