« ポートレート | トップページ | 時間 »

多摩川の入り口

Neko001

Neko002

ガンガーへの入り口がサドゥなら、多摩川への入り口は猫だった。彼らは近くに住むホームレスの人たちが世話している猫だが、半分は野良猫。流れ流れて多摩川の岸辺までたどりついた。そういう意味でもサドゥに似ている。猫たちと一緒に夕暮れの多摩川を静かに眺めていると、となりにいるのが猫なのかサドゥなのか分からなくなる。多摩川っていいところだなあ、というところから多摩川通いが始まった。

ところで、先日、小岩に住む友達のところに行く機会があったので、その前に途中下車して荒川でも撮りに行くか、と思ったが、あいにくの雨だった。時間もあまりないので、三脚は持たずにロケハンのつもりでぶらりと見に出かけた。雨の影響もあって、気分も重苦しかったが、荒川(最初に見るのは中川だが)の流れを見た途端に顔がニンマリしてしまって自分でも驚いてしまった。川を見るだけでうれしいらしい。

名前が荒川だけあって、なんだか荒っぽい川だなあ、とかなんとか考えながらも、川のたたずまいについてはすっかり気に入ってしまった。近いうちに出掛けることになるだろう。

小岩の友達からはなんで川なのかと、いろいろ誘導尋問を受けるうちに、東京の中で、結局多摩川だけが受け入れてくれたんだな、というような結論を勝手に出されてしまった。まあ、完全に外れてるとはいわない…。

ついで言えば、ある旅行写真家と話していたら、彼が、「旅行者でしかいられないから旅行している」と言っていたが、それはまったく共感できる。自分でもどうしようもない。こういう風に生まれついたとしか言えない。そうじゃなかったら楽だったのになあ、とは言わないが、旅の病と付き合うのもときどきすごくしんどくなる。

|

« ポートレート | トップページ | 時間 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ポートレート | トップページ | 時間 »