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聖地の条件

Holy

先日、何気なく「インド建築案内」(TOTO出版)を眺めていて、ギルナールという聖地の地図に釘付けになってしまった。どういう地形なのかを書くのはちょっと面倒だ。ギルナールは山の聖地だが、その両側に、ギルナールの山を囲むように川が流れていて、聖地の入り口あたりで合流する。合流した川は平地へと向かうが、平地に出るあたりは、それぞれの川の外側の山が迫って来て、深い渓谷のような地形になっている。

説明がやはり難しいが、ギルナールは両側および前方を川と山とに二重で守られ、背後はおそらくジャングルが続いている。似たような地形は他にもあると思うが、その地図を見るかぎり、ここは聖地の条件をすべて満たしている最高の場所だと思われる。というのも、ここは背後のジャングルからのエネルギーが集中し、しかもその力が外に拡散することがない。

ギルナールには行ったことがあり、いいところだとは思ったが、当時はそれで終わってしまっていた。実際歩いたのも一日だけだったので分かるはずもない。ただ、その後あるサドゥから、「ギルナールこそが最高の聖地、シヴァラットリーのときにはサドゥが集結する」といった話を聞かされたことがある。僕はサドゥの行動を全面的に信頼しているので、サドゥが集まるような場所なら間違いないだろう、と思っていたが、地図を観れば一目瞭然、というわけだった。僕はそれを見ながら、なるほどなあ、とひたすら納得していたという、ただそれだけの話…。

…と、ここまで書いたところで、グーグルマップでギルナールを調べてみた。Bのポイントがギルナール。川が不鮮明だが、この航空写真を見ても、ギルナールがあきらかに特殊な地形であるのが見て取れる。ふたたび納得。


大きな地図で見る

今日の写真はおなじみアラハバードサンガム。インド一のこの聖地も当然ながら特別な地形によるものだ。ギルナールの写真をアップしたかったが、ポジしかないのでスキャンが面倒くさくて…。HPのほうで見ていただけたらと思う。

グジャラートの遺跡を巡る

このページの4枚目から6枚目の写真がギルナール。

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海が見たくなった

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ハリドワールが続いたので、今回はガンガー河口ガンガーサガール。河口といっても、目の前にはひたすら海が広がっている。

隣の芝生がやたら青く見えたりはしないが、寒い河原に通い続けていると、さすがに違うところに行きたくなったりする。それで急に海が見たくなった(寒くない海…)。といっても、行きたいから行くというわけにもいかない。とりあえず写真を見て満足しておこう。

まあ、またいずれインドには行く。今後インドに行くのか行かないのかちょっと考えた時期もあったが、行かないなんていうのはやはり考えられない。僕のインド旅行は巡礼という意味あいもあるので、行かないと決め付けるのは裏切りになってしまう。インドで新たな写真が撮れるような気もしてきた。それに、インドブームやらアジアブームやらが最近になって完全に消滅してしまったような感があり、これからは逆に新鮮な気持ちで旅が出来るようになると思っている。本当に行きたい人、そして行くべき人が旅行に行けばいいと常々思っていたので、本当にすっきりした。

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雑多な川辺

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(写真はクリックすると拡大表示します)

これまで捨て置いていた写真がずいぶんあとになって気になることがある。写真にはいろんな味があって、そのときどきの気分で、あれが良くなったりこれが良くなったりして、自分でもよく分からなくなる。結局のところ、そのとき、これはいいなあ、と思って撮ったものであったなら、それがいい作品かどうかということは別にしても、自分にとってはどれもかけがえのない写真になる。

今回の写真もすべてハリドワール。光が雑多で、なんか撮りにくいなあ、と思いつつも、このときは久しぶりのインド自由旅行のしょっぱなとあって、何もかもが新鮮に見えていた。そういった気分はやはり写真に現れる。僕が、ハリドワールが好きだ、と何度も強調してしまうのも、このときの鮮烈な印象があってのことだろう。

写真のことを少し説明しておく。

一番上、家族なのかどうかはよく分からないが、旅の人たち。ちょっと聖職者っぽくしているが威厳はない。こういうタイプの人たちがハリドワールにはたくさんいた。夜もここで過ごす。

二番目、一生を巡礼の旅に捧げている人だろう。

三番目、ナガババ崩れか。立派な靴を履き、小屋には鍵をかけていた。一年半後、クンブメーラで再会。かなり鬱陶しい奴だが、ときどき良い案内人になる。

そして下の写真、朝陽のなかで、ナガババが気持ち良さそうに一服。

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陽のあたる場所

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クンブメーラが近づいてきたので、その舞台であるハリドワールの写真をボチボチと紹介していきたい。サドゥ旅行記のほうはなかなか再開できず、その代わりと言うわけではないのだが…。

何度も書いてきたが、サドゥ写真を撮り始めたのがハリドワールだった。最初はサドゥ写真という確固とした目標は全然なくて、川沿いの巡礼たち(放浪者たち)を手当たり次第に撮ることから始まった。なぜそうしたのか、よく覚えていないが、同じように流れていく者への親近感だったように思う。なけなしの金を携え、光輝く聖地にのみ希望を託して、川の側で何日も過ごす人々。そんな人々で川辺はいっぱいになる。

今回のタイトルを「陽のあたる場所」とした理由は、自分でもよく分からない。でも何か、写真を見ながら、そういう言葉を書いておきたい、という気持ちになったのでそうしておいた。

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聖地ハリドワール

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写真を用意したところで電話がかかってきて長話。川のことでも書こうかと思ったが、またいずれ。

写真は今年クンブメーラが行われるハリドワール。今回は行かないのに、いよいよ始まるんだなあ、と感慨深く思ってしまう。

ハリドワールのガンガーは、雄大じゃないけど叙情がある。川がせまくて密集している分だけ人の気配が強い。人生の交差点、という感じかな…。

とてもいいところです。クンブメーラの期間も長いし、リシケシからも近いし、機会があればぜひ行っていただきたいと思っています。

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旅をする人

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こういった人々に旅の話を聞いたことがない。どんな気持ちで、どんな旅をしているのか。なぜ旅を続けているのか。聞いてみたいことがたくさんあるような気がする。


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少年と海

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年末から連日写真を撮っていて、時間も不規則なので、寝不足になったりしている。3時間ずつ、二回に分けて寝れないものかと真剣に考えたりしているが、ともかく、写真を撮ることで新しい年を始められたのが良かった。しかも今年の写真は色調が明るい。河原は寒いが、なぜか、すでに春が来たような気分でもある。

ブログのほうは、今年もインドの写真を中心に紹介していきたいと思っている。インドの話をしているのがやはり一番の癒しになる。日本にいながら、「インド行きたいな~」などと、しゃべっているのも慣れると結構楽しいものだ。インドは遠きにありて想うもの、だったりして…。

今回の写真はプリーの漁村。浜辺には、早朝から大勢の村人が出ていて、人が集まるところには魚が大量に積まれ、海にはボートが走り回っていた。少年の後ろ姿、哀愁があって、個人的に好きな写真だ。

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新年

Hatsuhinode

明けましておめでとうございます。

上の写真は今朝の初日の出です。国内では、生まれてはじめてまともに初日の出を拝んだような気がします。

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