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もう5年か…

5nen

ブログをはじめて5年たった。今調べてみたら、5年前の11月25日が最初のアップ。記事の数は全部で477、よく続いたなあ、と少し驚くが、5年前と今と、そんなに生活が変わっていないということにさらに驚く。少しぐらい進歩していればいいのだが…。写真ぐらいはちょっとは上手くなっただろうか。

さて今回の写真は、4年8ヶ月前にジャイプールで撮った写真。ブログを始めた頃、極度のインド病に陥っていたのが、その4ヵ月後ぐらいにようやくインド行きが実現して、うれしさのあまり、猿でも牛でも、手当たり次第、撮りまくった。あの時のインドがあまりにも幸せだったせいで、その数ヵ月後から、サドゥの迷宮にどっぷり浸かりこむことになった。そして今、多摩川の渓谷で紅葉を撮っていると、それなりに、時間が流れたなあと思わないでもない。とはいえ希望的観測としては、5年後の2014年には、インドのジャングルの渓谷でまた猿の写真を撮ることになるだろう。なんて、5年後じゃなくて、1年後でもいいんだけど…。

あと、5年間でほとんど変わっていないものがもう一つあった。結局のところ、旅したいという気持ちだけは驚くほど衰えていない。これは喜ぶべきような話ではなく、この欲望を押さえつけるために僕は日々、四苦八苦している。長期旅行こそ最近はご無沙汰だが、その反動で多摩川小旅行はここ一年ちょっとで100回を突破してしまった。写真を撮るためと言いつつも、とはいえあちこち歩き回りたくて仕方ないらしい。

…というような感じで、これからも旅行の話をいろいろ書いていければいいな、と思っている。

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ハリオーム、サントスババ

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サドゥ旅行記はこれから第二章にはいる。その第二章の主人公が上の写真、サントスナートババ。

サントスナートババとは、ガンガー源流の旅を含めて約10日間のつきあい、とはいえもう4年前の話になる。しかも相手は住所不定のサドゥだし、連絡の取りようもない。お互い記憶が薄れつつあってもおかしくないはずだが、実際はそうではない。ババからは、ある日本人の方を通して手紙をもらったことがあり、その後も、何人かの日本人旅行者の方からババの写真を送っていただいた。自分の写真を柴田に送れとけしかけているらしい。つい先日も写真が届いた。写真自体はこれで、4回目か5回目ぐらいになる。しかもババは今年の春、自分の写真がたくさん掲載されてあるサドゥ本を初めて見たのである。

夏にはまた変な話を聞いた。ババがリシケシで僕を探していたという。日本人を見つけては、「柴田を見てないか?」と訊いていたらしい。たまたまサドゥ本を見ていた人だからなんとか話が通じたようなもので、まったく頭のおかしなババである。それに、どうしてリシケシなのかがさっぱり分からない。いずれにしても、わざわざヒマラヤまで行く用事があるのに、ババを避けるほど僕は薄情ではない。

というわけで、なんだか、ただのサドゥ旅行記宣伝記事になってしまった。それと、クンブメーラにも彼は現れるような気がするので、行かれる人でもし会ったら、柴田はババのことを忘れてないようだ、とお伝えください。

サドゥを探しにOm Namah Shivaya

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芋焼酎の夜…

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写真とは何の関係もないが、最近は芋焼酎を愛用している。家にも一本常備して、といっても、ときどき寝る前にちょこっと飲むだけだが、安っぽい麦焼酎のペットボトルではつまらない。

昨日はアジアの写真を撮っている4人で久しぶりに飲みに行った。ビールのあとは、やっぱり芋焼酎やろ、ということで、ボトルを二本入れたおかげで、帰宅して久しぶりに頭が痛かった。まあ、胃にこなくてよかった…。

酒の話は、アジアの写真は売れないなあ、というより、売り込む媒体が消滅してしまって話にならない、といったいつものボヤキから始まり、でも、いろいろと有益な情報もしっかりいただき、あとはそれぞれ勝手バラバラに言いたいことを言ってお開き。

サドゥ旅行記は第五話まで来ている。第六話でバドリナート編は終わりで、次はガンガー源流の旅。これからさらに旅行記らしくなる。旅行記自体はやっぱり50回ぐらいになりそうだが、その後も、サドゥのさまざまな話を書こうと思っている。せっかく撮ったんだから、写真のほうもたくさん人に見てもらいたい。いつか雑誌で、なんて考えていたら、全部お蔵入りになってしまう。撮らせてもらったババたちにも申し訳ない。

というような訳で、これからはホームページのほうもガンガン動かしていこう、と昨日も酔った頭でいろいろ考えていた。ついでに言えば、またインドやその他の海外に行くための口実(アイデア)も思いついた。酔うと何でもうまくいきそうな気がする。

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紅葉の奥多摩へ

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先週、今週と、二度、奥多摩に行ってきた。紅葉のあるうちに、あと、4、5回は行きたいと思っている。

奥多摩は梅雨時に通いつめていたが、その後、ご無沙汰していた。自分の本拠地は奥多摩という感じではないな、と思って主に中流域を歩いていたが、この季節に入って急に奥多摩に行きたくなってきた。どこかしらで、色づく紅葉の映像なんかを見せられると、紅葉のトンネルをくぐっている自分が見えてきて、これは行かねば、と思ってしまった。

昨日は奥多摩駅で降り、ちょっと当てがあったので、上流方向(ダム方面)に歩き始めてすぐにある橋から川を眺めたのが運の尽き。そのまま川沿いの遊歩道を撮り歩くうち、気がつくと夜になってしまった。ここは多摩川と日原川の合流点にあたるのだが、僕は合流点の風景にとても弱い。ここもサンガム(インドの有名な聖地、川の合流点という意味)だなあ、なんて思っていると、もう動けない。

というわけで、また奥多摩に行かなくては。三ヶ所から四ヶ所、いや、五ヶ所ぐらい行きたいところがあるかな。

去年は明治神宮外苑で紅葉を見ただけだったのが、この印象がとても強かった。陽が落ちたあとの寂しい紅葉というのは、寂しすぎて、ちょっと怖いぐらいだ。紅葉も、終わりぐらいの寂寥とした感じが強烈なので、奥多摩は来週ぐらいがピークか。その後は、葉っぱがどんどん散っていって、師走に入って、枯れ木の森に弱い夕陽が差し込むぐらいが寂しさの極致。それを考えると、写真なんて撮りたくないような気もするが、でも撮りに行くんだろうな。

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サドゥ旅行記開始

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ようやくサドゥ追っかけ旅行記を始めることが出来た。とりあえず二回分。全部で50回ぐらいになりそうだ。

サドゥを探しにOm Namah Shivaya

予想したとおり、HP作成ソフトの使用であたふたしてしまった。いまだにこのソフトのことがさっぱり分からない。HTMLを少し勉強したほうがよさそうだ。それが分からないから、適当な試行錯誤で時間ばかりかかってしまう。

ちなみに、うちのHPはインターネットエクスプローラで見る分には大丈夫だが、Firefoxなんかで見ると、デザインがめちゃくちゃに崩れてしまう。直したいが、どこをどう直せばいいかも分からないので、直せるはずもない。

サドゥ旅行記のテキストは、全4回の取材のうちの、3回目の取材が終わったあとと、最後、クンブメーラのあとに書いたものだから、サドゥ本のテキストよりも古い(同じフレーズはたくさんあるが)。この旅行記はサドゥ熱の真ん中にいたときに書いたものだということになる。その分だけ、今の言葉とはかけ離れているし、旅行記というのが自分を晒すようで少し恥ずかしい気もする。

サドゥ本のほうは、象徴的な話を抽出してなんとなくだが童話風の趣もあると自分では思っているが、旅行記はそうはいかない。個人的にはサドゥ本のような表現のほうが好きだが、サドゥのことをもっと詳しく知りたいという感想もあった。両者は性質もだいぶ違うので、どちらもご覧いただければこれほどうれしいことはない。

ところで、ずっと更新がストップしていた東京写真散歩はいったん削除することにした。東京写真のほうが思いがけない方向に進んでしまったので、これはどうしようもない。ヨーロッパのほうのブログもやはりストップしたままだ。出来れば、chaichaiとは別に、インド以外のホームページを作りたいな、と思っているが、その前にHTMLの勉強をしなければ。

今回の写真、クンブメーラの行進であらわれた数珠サドゥです。

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次回クンブメーラについて

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2010年にハリドワールで行われるクンブメーラ(サドゥの大集会)のことを書いておきたい。

最初にまず日程。下記の現地HPですでに紹介されている。

Bathing Dates for Kumbh 2010

他の情報とも照合したが、たぶん、間違いないと思う。たくさんの日程が書かれているが、大切なのは次の3日間。

12 February 2010
15 March 2010
14 April 2010

Shahi Sanan、あるいはRoyal Bathと書かれているのが、サドゥ(ババジ)の行進日である。日程では、14January 2010のMakar Sankranti から始まっているが、サドゥはそれほど集まっていないだろう。本格的に集まるのは2月になってからだと思う。

アラハバードに比べると、行進は見にくいと想像されるが、それでもわざわざ行進日を外す手はない。それぞれの行進日の一週間ぐらい前から現地入りするぐらいが楽しいと思われる。

じつは前回のハリドワール・クンブメーラを僕は見ている。シヴァ祭(Maha Shivratri )の行進を見た。今回で言えば、12 February 2010がシヴァ祭の行進だ。この年は、本番の行進の数日前に小さな行進があった。小さいと言っても、数千人規模のサドゥが参加していたからド迫力である。ただし、前回のハリドワール・クンブメーラは少し特別な祭りだったので、数日前の行進が通常行われるかどうかは定かではない。

ちなみに前回のハリドワール・クンブメーラでは、行進日の5日前ぐらいに現地入りしたが、行進日前日も含めて、部屋は簡単に見つかった。今回は分からないが、ハリドワールには相当な数の宿がある。

行進の経路や時間は確実な情報がないので書けない。アラハバード・サンガムと比べて土地が狭いので、規制が非常に多く、前もって現地調査をしておくのが確実だ。

サドゥは2月から4月にかけて、現地でテント暮らしをしていることだろう。裸に灰を塗って巨大なドレッドを所有する本格的ナガババも多数集まってくる。巡礼者も非常に多く(一説には延べ2000万人!)、毎日がお祭り気分で非常に楽しい。サドゥだけでなく、インドのさまざまな宗教文化が見られるし、メインガートでは、毎日夕暮れ時に盛大なプジャ(祈り)が行われる。流れるのはこのメロディー。

Arti shiv ji ki
(要注意、音が出ます)

新型インフルエンザが少し心配だが、興味のある方は行ってみてください。

すでに何度か書いているが、僕自身は行けないと思う。サドゥ本を読んでいただいた方とお会いできたらおもしろいだろうな、と思っていたからそれが残念だが、クンブメーラに行けないのはそんなに悔しいことではない。ババジたちがガンガーで沐浴する頃、こちらの多摩川写真もクライマックスを迎えるはず。川を眺めつづけて全然飽きないのはあきらかにサドゥの影響だった。

上の写真はガンガーを目指すサドゥたち。下は料理はうまいがヨーガが下手なババジ。どこのレストランよりカレーはうまかった。
(余談だが、ハリドワールは、北インドでもっとも菜食カレーがおいしい街のひとつだと思う)

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旅のことなど…

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二年前に京都に行って以来、ほとんど東京を出ていない。多摩川伝いに川崎や山梨山中を歩いたほかは、所用で埼玉に行ったぐらいか。他府県に行かないのは、行かないようにしているからである。東京で、いい写真が撮れないようなら、どこに行っても無駄、と思ったのが去年の秋、そして一年が経った。ついでに言えば、最近は都心に出ることもほとんどない。というか、好んで行くのは河原だけ。不思議な生活だなあ、と自分でも思うが、極端なことをするのは生きがいにもなる。そして(そんなに遠くない)いつの日か、極から極へと、思いっきり遠くまで旅をする、というのが理想的だが、うまくいくだろうか。

写真はプリー、文章と全然関係がないが、まあ気楽なブログなので…。

プリーは最初のインド旅行で(20年前の話です…)、はじめて安心感を覚えてゆったりと暮らしたところ。日本人宿に泊まっていたというのもある。海がひたすら大きく、一ヶ月でも二ヶ月でも暮らせそうだと思ったが、結局、一週間でカルカッタへと旅立つことにした。「え~、行っちゃうんですか?」とか他の人に言われて名残惜しかったが、移動しないと旅じゃないような気がして、長居は出来なかった。

旅をしていると、次はどこへ行くのか、という決断を何度も繰り返すことになるが、ちょっとした決断の違いひとつで、出会える人やモノがまったく変わってくる。当たり前のことだがとても不思議だ。あのとき、あっちに行ってれば、というのは、決して取り返しがつかない。僕は、旅行中、計画を次々と変更していくほうだが、ひどいときになると、鉄道予約窓口の係官の前で行き先を決定したこともある。

「いったい、君はどこに行くんだね?」「う~ん、…ジャイサルメール、じゃなくて、やっぱりジャンシー」と答えたのが、4年前の夏。あのとき、ジャイサルメールに行っていたら、どうなっていただろう。

自分の決断が常に正しい、なんてとても思えない。長く旅行した分だけ、さまざまな岐路があったと思えば、取り逃がしてきたさまざまな旅を考え、なんとなく悲しい気持ちにもなってきた。…なんて、今日はこんなことを書くつもりは全然なかったのに、なんかおかしい。それと、やっぱり旅はいいね。旅したくなってきた。


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今日は満月??

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真っ暗になるまで川で写真を撮りながら、「月、出ないなあ」とずっと思っていた。…ということは、今日は満月の次の日だろうか…。先週の空の感じでは、今日あたりが満月という感じだったが。

そんなことを考えながら、そろそろ写真も終わり、と思って東の空を見ると、木々の間から光の玉が輝いている。一瞬分からなかったが、これは月であった。限りなく満月に近い感じだが、日没から時間がたっているので、やっぱり満月じゃないようだ。…でも満月に見える、おかしいなあ、なんて思いながら適当に写真を撮ったのが今回の写真。適当に撮ったので、地平線が水平ではない。

帰り道も、月を見ながら、どうも満月みたいなんだけど、としつこく考えているうち、やっぱり満月じゃないかと思い始めた。

満月は日没とともに現れるというのを知ったのが数年前。以来、満月の日には、日没と同時に背後を振返るのが習慣となったが、地形や障害物の関係もあるので、必ずすぐに月が出るわけではない。とはいえ、数分後にはたいてい月が現れる。では、今日はなぜ遅いように感じたのか。

まず、今日は対岸のすぐ近くにある小さな山の向こうに太陽は沈んだが、実際に日没になったのは、かなりあとだったということ。それから二点目としては、月が出る方角には森があり、しかもその向こうには土手もあるから、月がなかなか顔を出さなかった、ということ。そして最後の理由。たぶん、これが一番大きな理由だと思われるが、今日は秋にしては暗くなるのが早かった。だから、日没から相当時間が経ってしまったように錯覚してしまったのではないだろうか。

…等々の理由から、やっぱり今日が満月だろうと当たりをつけて、家に帰ってさっそく調べてみたら、はたして満月であった。まあ、予想が当たってよかった。

ちなみに今日はインド、プシュカル・メーラの最終日。家畜市のほうは昨日あたりでだいたい終わっているはずなので、今日は静かにプジャが行われているだろう。反対に、東インド、ビハール州のソンプールでは今日から家畜市。ただ、北インド全体としてはこれからの二ヶ月間が暦の上での冬。祭もほとんどやらない。

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