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対岸から対岸へ

Taigan001

写真を撮りつづけていると、だんだん頭の中が空っぽになってくる。本を読んでいても文脈が理解できず、文章を書いていても、なぜかまとまらない。もともとたいして詰まっていない頭が、これ以上、スカスカになるのはちょっとまずいが、今しばらくはどうしようもない…。というわけで、ブログがなかなか更新できず、わざわざ見に来てくれる人にはなんだか申し訳ない。ただ、前回のコメントでも書いたように、HPのほうで、ちょっとやりたいな、と思っていることがある。…と言いつつ、いつものように、なかなか始められないのだが…。

写真はヴァラナシの対岸。最後に滞在したときは、毎日のように対岸に出掛けた。朝も夕も。写真に写っている左端のおっちゃんは地元のレスラー。前年に来たときも、この辺をうろうろしていた。そして奥に写っているボートマンは僕が雇ったボート屋。このへんの人たちは、10年、20年、あるいは一生の大半をかけて、街と対岸を往復する。退屈と思う人もいるかもしれないが、ヴァラナシの風景を見ていると、それもいいかな、と思えてくる。大河を渡っていく時間も好きだし、対岸から見る街のシルエットも印象的だ。

僕はヴァラナシをちょっと毛嫌いして、アラハバードサンガムをひいきするようなことを何度か書いているが、とはいえ、はじめてのインドでヴァラナシのガンガーを見た記憶はやっぱり強烈だった。もともと頭が空っぽなので、それであっというまに頭がガンガーに満たされ、気づけばインド20年。そしてインドに行けない時間は多摩川で水と空と対岸の風景ばかり眺めて満足しているとは、まったく救いがたい状態だ。ふと思うのは、自分がヴァラナシで生まれていたら、ということ。コネがあればボートマンになるのもいいし、体力があれば対岸のレスラーになるのもおもしろい。そして何もなければ、そのときは、サドゥ、かな…。どうしようもないアホなサドゥになっていただろうな。

たとえばこんな感じ
lambi Judaai---Jannat(naga baba Mix)
(要注意、動画なので音が出ます。それと、本当にアホなサドゥが登場します)

上の動画ですが、このとき、僕もこの中にいました(笑)
それにしても、これ誰が撮ったのかな。懐かしくて見るたびに感動で涙があふれる。


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コメント

こんにちは

サドゥ・・
ホント素敵です(笑)

またやってきますね
大祭クンブメーラが

ハリドワール行ってみたいな~
柴田さんはもちろん行かれるんでしょうね


投稿: ナーガ | 2009.10.14 15:08

すみません。ガンジスの過去のブログを拝見していて、そこに思わずコメントしてしまいました。ガンジス、行かなければ...です。

投稿: MS | 2009.10.14 23:11

> ナーガさん

素敵なサドゥ、ご覧になりましたか(笑)

クンブメーラ、

この言葉を聞くだけで、平静な気持ちではいられませんが、来年はたぶん、行かないと思います(なんて書くのも辛いのですが…)。理由はいろいろですが、前回のクンブが最高だったので、それ以上が考えられず、行くのが怖いというのはあります。次回インドに行くときは、まったく別の道から、シヴァの世界を旅したいな、という思いがあります。少しずつそれが見えつつあるような気はするのですが。

ハリドワールはいいところですよ。ときどき、天国にいるような気分になります。

> MSさん

「ガンジス、行かなければ...」そうなんですよね~。って、何がそうなのかが自分でもよく分かりませんが(笑)、インドってすごい引力ですね。あらためてそう思います。僕はあまり人に影響されないんですが、インドの話だけは別で、MSさんのようなコメントをいただくたびに、またインドに行かなければ、と強烈に思ってしまいます。
インド病って怖いですね(笑)。治らないし…。

投稿: 柴田 | 2009.10.15 01:03

そうですか...。治らないんですね。
では、腹を据えないといけませんね。

投稿: MS | 2009.10.15 05:11

> 治らないんですね。

人によって違うとは思いますが、僕の場合は一生ものですね。そういう人は、ほかにも結構いると思います。

投稿: 柴田 | 2009.10.15 21:26

大学が美術系で、休みのたびにインド詣でする学生さんがたくさんいたのですが、長期の休みが明ける度に「インド**地方で行方行方不明になった○○君の消息を探しています」というようなチラシが掲示板に貼られていたものですから、「うかうか行くと怖いとこなんだなあ」という印象が強く・・ww
旅行しようという気がおこらなかったのですが・こちらのブログでみなさんのコメント拝見してると、インド、すごく行きたくなりますね・・・・
(^^;) 

投稿: tatu | 2009.10.16 01:27

その危うさもシヴァなのか!という笑
気をつけなきゃいけないのは気をつけないといけないんでしょうけれど・・。
一回行ってみたいです。

投稿: tatu | 2009.10.16 01:29

インドの治安自体は普通だと思うのですが、独特の雰囲気に飲まれて、無謀なことをする人がたくさんいるようです。それはそれでおもしろいのですが、行方不明はシャレになりませんね。
でも、学生時代に行ったインド旅行も懐かしいです。いろいろ失敗を重ねて、旅の後半一ヶ月はずっと下痢で、日本に無事帰れるのかな、と本気で思っていました。ガンガーには、人の死体を処理するためにワニを放しているとか、そんなデマ情報まで半ば信じてましたから、まったく夢の中を歩いているようでしたね。
機会があれば、ぜひ行ってみてください。

投稿: 柴田 | 2009.10.16 04:16

ほぼ2年ぶりのインド行きが決まりました。私もやはりインド病でしょうか?

12月中旬から、デリー、そこからカトマンズーに飛んで、
デリーに帰ってくるというので合計10日くらい。を、ダンナと。
その後、更に一週間程私一人なのですが、
最初はインド人の同僚に毎回勧められているラジャースタンを考えていましたが、
そういえばインドに4回も行って、まだガンガーを拝んでいないと気がつきました。

12月31日は満月ですし。。。。

2009年の〆を満月のガンガーというのも良いなぁ、と思うと、そのアイディアからはなれる事が出来ません。

そういえば、シンガポールでは今週末ディーパバリです。近所の寺院もキラキラになっています。

投稿: Mee | 2009.10.17 01:49

インド行き、おめでとうございます!

やっぱりインドに戻っていくんですね。Meeさんは、軽いインド病ぐらいでしょうか(笑)。それが一番楽しそうですね。深刻なインド病は、それはそれで結構キツイです。

ガンガーかラジャスタンですが、それはやっぱりガンガーおすすめです。まして満月ですから。

それでふと思ったのですが、ティハール(ディーパバリ)、今年は早いですね。それでさっそくあることを調べてみました。

以前、ヴァラナシから三時間のアラハバード(サンガム)のことをお話しましたが、ここでの1月の祭り、次回は、12月31日の満月から始まるようです。通常は1月半ばなんですが。機会があったら行ってみてください。満月の日じゃなくても、河原中、テントだらけになっているはずですから。朝、夕はとても幻想的です。

というわけで、ヴァラナシに行くと、アラハバードと両方、楽しめると思います。

投稿: 柴田 | 2009.10.17 03:53

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