« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »

あの河原でも

Sadhu009

(写真をクリックすると拡大表示します)

夢にもサドゥはあらわれる。先日も変な夢を見た。

夕暮れの光に包まれた多摩川の河原でインド風の巡礼祭が開かれていた。僕はだだっ広い河原の一番川に近い場所に座っている。すると、「シヴァ、シヴァ!」と叫ぶ、なんだか懐かしい声が聞こえてきた。振返るとクナババが遠くから手を振っている。なんだ来たのか、と彼を眺めていると、「ハリオーム!ハリオーム!」と、黒服のアマルナートババがあらわれた。さらに続いて、「ハルワルユー?」と、今度は一本足のサントスナートババ。あれっ、仲直りしたの?なんてしゃべっていると、少し離れたところから、小柄なサドゥがこちらを見ている。その眉間の皺は、やっぱりナンディーバルティーじゃないか。

「オームノモナラヤン!」
「オームノモナラヤン!」

その後は、知ってるババが次から次へとあらわれ、僕は挨拶に追われまくる。河原にはプジャの音楽が鳴り響いているし、何だろうこれは、今回はクンブメーラだったっけ。なんて思っているうちに目が覚めた。

ちなみに、場所は完全に特定できている。そこは小さなサンガム、つまり合流点。しばらく行ってない。今度久しぶりに行ってみよう。じつは昨日も行こうかと思ったが、水量が多くてたどりつけない可能性があったので場所を変更した。

それにしても幸せな夢だった。こんな夢ばかり見るのは、ちょっと病気かもしれないが…。

さて、先日書いたサドゥ追っかけ旅行記だが、全然準備がすすんでいない。11月中にはなるべくはじめますので、今しばらくお待ちください(楽しみにされている方は)

今回の写真はアラハバード(プラヤーグ)の大きなサンガム。二人のババはとくに知り合いというわけではない。


| | コメント (7)

台風一過の空

Taihu003_2

(写真をクリックすると拡大表示します)

台風一過の空を期待して今日も川へ行ってきた。上の写真は、とある駅を降りて、歩道橋の上から川方面の空を撮ったもの。空気が澄んでいるので雲が輝いて見える。ラダックで見た雲に似ている。

台風一過の空の下で川を撮るのは今年二回目。増水しているので河原を歩くのが難儀するが、水量も多くて迫力もあるし、なにより透明な空気感が気持ちいい。

今日は月もあったし、よく知った場所だったので、誰もいない河原を真っ暗になるまで歩いていた。対岸に森が繁り、その一角にはホームレス(ジャパニーズサドゥ)の秘密の小屋がある。そして遠くには山並みが広がり、ところどころに人家の明かり。…それだけ見てると、ここが東京であってもインドであっても、どこでもいいような気がしてくる。そういう写真も紹介したいが、それはまたいずれ。

(追記)

最初にアップした写真があまりにもつまらない写真だったので、別カットと入れ替えました。

| | コメント (4)

ガヤトリーマントラを聴きながら

Husigi001

今日(昨日か)は本当に不思議な日だった。心が今もざわついて仕方ない。内容はちょっと書けない。決して悪い話というわけではないが…。

とりあえず、今日はいつものような気分で落ち着いて寝たい。…っとその前に、アラハバード・サンガムの河原から一枚。赤い光に包まれながら、こんな音楽が聞こえてきたら、今は幸せかな。

今回もユーチューブから一曲。ガヤトリーマントラ。

Gayatri Mantra

有名な歌だが、今日はただただ定番が聴きたい気分…。定番、定番。

| | コメント (5)

今日も巡礼、明日も巡礼

Sadhuhoro001

写真はアラハバードサンガムを巡礼していたサドゥ。残りの生涯を巡礼に明け暮れる巡礼サドゥだ。

最近、ブログがまたサドゥ尽くしになってきた。インド行きは当分先だが、頭の中はシヴァ、サドゥで今もいっぱい。微力ではあるが、シヴァ的世界を伝えていくのが自分の役割かと思っている。今、撮っている川の写真ももちろんシヴァに通じている。でもそれはまたいつか書きたい。

ホームページ上で新しいことを始めたいとコメントで書いたが、これはサドゥ関係。サドゥ取材(…というか追っかけ)の全容を長期連載で紹介したいと思っている。突然、始めようと思い立った。テキストはすでにあるが、いろいろ準備が必要なので、来月になりそう。ホームページ作成ソフトなんかも、最近、全然使ってないのでほとんど忘れている。軌道に乗せるのがいつも大変だ。

というわけで、サドゥ取材記を始めるまでは、ブログのほうで、ちょこちょことサドゥ紹介。

今回もユーチューブからシヴァ音楽をひとつ。奇妙な雰囲気だが、結構癖になる。

Hara Hara Hara Hara MahaDeva

ちなみに、Haraはシヴァの別名。MahaDevaもシヴァの別名。まさにシヴァ尽くし。まあインドでは普通のこと。

| | コメント (6)

対岸から対岸へ

Taigan001

写真を撮りつづけていると、だんだん頭の中が空っぽになってくる。本を読んでいても文脈が理解できず、文章を書いていても、なぜかまとまらない。もともとたいして詰まっていない頭が、これ以上、スカスカになるのはちょっとまずいが、今しばらくはどうしようもない…。というわけで、ブログがなかなか更新できず、わざわざ見に来てくれる人にはなんだか申し訳ない。ただ、前回のコメントでも書いたように、HPのほうで、ちょっとやりたいな、と思っていることがある。…と言いつつ、いつものように、なかなか始められないのだが…。

写真はヴァラナシの対岸。最後に滞在したときは、毎日のように対岸に出掛けた。朝も夕も。写真に写っている左端のおっちゃんは地元のレスラー。前年に来たときも、この辺をうろうろしていた。そして奥に写っているボートマンは僕が雇ったボート屋。このへんの人たちは、10年、20年、あるいは一生の大半をかけて、街と対岸を往復する。退屈と思う人もいるかもしれないが、ヴァラナシの風景を見ていると、それもいいかな、と思えてくる。大河を渡っていく時間も好きだし、対岸から見る街のシルエットも印象的だ。

僕はヴァラナシをちょっと毛嫌いして、アラハバードサンガムをひいきするようなことを何度か書いているが、とはいえ、はじめてのインドでヴァラナシのガンガーを見た記憶はやっぱり強烈だった。もともと頭が空っぽなので、それであっというまに頭がガンガーに満たされ、気づけばインド20年。そしてインドに行けない時間は多摩川で水と空と対岸の風景ばかり眺めて満足しているとは、まったく救いがたい状態だ。ふと思うのは、自分がヴァラナシで生まれていたら、ということ。コネがあればボートマンになるのもいいし、体力があれば対岸のレスラーになるのもおもしろい。そして何もなければ、そのときは、サドゥ、かな…。どうしようもないアホなサドゥになっていただろうな。

たとえばこんな感じ
lambi Judaai---Jannat(naga baba Mix)
(要注意、動画なので音が出ます。それと、本当にアホなサドゥが登場します)

上の動画ですが、このとき、僕もこの中にいました(笑)
それにしても、これ誰が撮ったのかな。懐かしくて見るたびに感動で涙があふれる。


| | コメント (10)

巡礼者たち

Jyunrei001

Jyunrei002

Jyunrei003

(写真をクリックすると拡大表示します)

写真はナルマダ川を巡礼する人たち。とくに質問などしないからよくは分からないが、彼らは何年にもわたって、あるいは残りの一生をかけて、ただひたすら巡礼する。生を賭して、あるいは死を賭けて…。結果ばかりを追い求める現代の風潮にあって、彼らは稀有の存在だ。この周辺で巡礼者たちの写真をたくさん撮ったが、写真を送ってくれと言われたことはほとんどない。そもそも彼らには家がない。


| | コメント (8)

サドゥは川へ

Sadhu008

Sadhu007

(写真をクリックすると拡大表示します)

「最近どう?」

「いや、別に変わらない。あいかわらず川に行ってる」

最近、こんな会話が多くなった。訊いた相手としては、「あっそう」で、こちらの近況報告はこれで終了、話は違う話題になる。

近況報告としては寂しいかぎりだが、本人としては、そこそこ楽しい気分が続いている。悩みは、天気がぱっとしないことぐらい。今は写真だけだが、釣りなんか始めたらもっと楽しくなりそうだ。昨日も、対岸に来ていた釣りのおっちゃんに、「ここらへん、魚いるけ~?」と聞かれたが、おっちゃんには悪いが、魚がうようよいるところを僕は他に知っている。教えないけど。

今、こんなことばかりやっているのは、やはりサドゥを追いかけガンガーを巡っていたから、というのはなんとなく分かる。サドゥにはまったのかと思ったら、川にはまっていた。流れる水のなかにいると、充実感でいっぱいになる。自然は多彩だが、その中心は川だと思っている。たぶん、サドゥもそのことを知っているのだろう。

そういえば、あるインド人に、「サドゥとは何か?」と質問してみたら、「サドゥは水だ」と即答したのには、ちょっと感動した。

上の写真、ガンガー源流(じゃないけど…)の聖地ガンゴートリー。

| | コメント (0)

« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »