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霧雨のなか

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(写真をクリックすると拡大表示します)

写真はデカン高原マンドゥー。朝方、丘をうろうろしていたら雨が降り始めたので近くの洞窟に避難する。人工的な洞窟なので、おそらくは仏教修行僧の洞窟だろう。もちろん仏像はない。遠い昔の話である。たぶん、1500年ぐらい前か。

洞窟でうろうろしていたら、霧の中から、木を頭に載せた人たちが次々とあらわれ、そしてまた、霧の中へと消えていく。先住民の人たちだ。この辺は、一歩森に入れば、完全に先住民たちの領域である。先住民といってもいろいろだが、彼らがデカン高原を歩き始めたのは何万年も前の話で、仏教洞窟どころではない。それは想像するだけで頭がくらくらするような遠い昔の話だが、とはいえ、僕にとってのインドというのは、何はともあれ先住民、ということになってしまう。うちには、他の土地で採取してきた、たぶん、一万年ぐらい前の細石器がいくつかあって、これは家宝(?)になっている。

先々週から始めたインド写真の再整理がとりあえず一段落。しかし、セレクトした約1100枚の写真のうち、約8割が最近5年ぐらいに撮った写真になってしまった。その前はいったい何をやっていたのだろう。どうも、1万年前の壁画を見た5年前から、写真が完全に変わってしまったらしい。風景も人も、以前とは全然違った風に見えてくるのが、自分でも不思議なぐらい。ふっと次元を飛び越えるようなことがあるのか。よく分からないが…。

皆既日食を見て人生が変わった、とかいう話があったが、僕は、1万年前の壁画を見て、人生がちょっと変わった、ぐらいなことをいつか言ってみたい。

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