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お盆

Decan006_2

(写真をクリックすると拡大表示します)

気がつくと、もうすぐお盆。そしてお盆といえば…あの世。

ただ、最近ふと思ったのは、幽霊が怖い、と思うことがすっかりなくなってしまったということ。

15年前ぐらいまでは、そんなことも結構あった。ネパールのバクタプルという街に滞在したとき、そのときは山のガイドと一緒に遊びに来て、古い民家を改造したゲストハウスに泊まった。夜になって、ガイドがやたらめったらお化けの話をするので、最後には二人して幽霊に怯えて一夜を過ごす破目になった。バクタプルも、あの頃は暗くひっそりとした雰囲気があった。

山の宿泊施設で働いていたときも多少はあった。秋などは、日によってはお客さんがほとんどいなくてかなり不気味だった。というか、泊まるお客さんのほうがよほど怖かったかもしれない。実際、あそこは、幽霊が住んでいたらしいし…。

そういえば、いつかのお盆に、仕事を終えて夜に何かのお化け映画を見ていたら、外でやたら叫び声がする。何かと思って偵察に行くと、なんとお客さん同士で殴り合いの喧嘩をして、二人ぐらいが血みどろになっていたのは、お化け以上に不気味だった…。

幽霊をほとんど意識しなくなったのは、たぶん、6、7年ぐらい前から。当時、暗い写真ばかり撮っていた。京都のあやしい聖地やヨーロッパの夜の街、バンコック中華街の路地に、ラダック密教寺院の秘密の小部屋。最初は結構びびっていたが、慣れてくるにしたがい、普通に居心地がよくなってきた。そして写真も旅の仕方もだんだん変わってきて、たどり着いたところがサドゥにデカン高原のあやしい聖地、そして今は夕暮れの河原(?)。…結局、闇に慣れてしまったということかもしれないが、まだまだ知らない世界はたくさんあるはずなので慢心はよくない。ちなみに、今、気になっているのは南国の森。幽霊が、というわけではないが、シダとかが生い茂る森にねっとりとした空気が流れ、夜は虫や怪鳥の鳴き声が森を満たしているんだろうな。とても気になる。場所は見当がつかないが、やっぱりイリアンジャヤの谷間とかかな。

さて、最後に上の写真だが、デカン高原の聖地アマルカンタクのあるお寺。ネットでこの顔を見たときから、行きたい!と思っていたが、寺自体は新しく、怖いというほどではなかった(それにしても誰がどういう意図でデザインしたのだろう)。アマルカンタク自体は、いろいろあやしいものが点在していて、いわくありげな聖地。というか、とてもいいところ。

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コメント

そうなんですねぇ。私はどんどん年齢を重ねるごとに怖がりになっているような気がします・・・。でも一方でシヴァに惹かれるのは何でしょうかね。。

シヴァについての柴田さんの記事を読ませていただきました。とても興味深く勉強になります。

投稿: Hana | 2009.08.13 18:16

シヴァの起源は相当あやしいですからね。そういうことを研究するとおもしろいと思うのですが、勉強が苦手なので…。

うちのHPの記事は、ほとんど直感で書いているようなものなので、参考になるかどうかあやしいです。でもシヴァについては、そんなに的外れではないかと。シヴァ教ですからね(笑)

投稿: 柴田 | 2009.08.13 22:46

本格的な熱帯の森にはまだ分け入った事がありませんが、いつか野生のドリアンとかにお目にかかってみたいです。

前の職場にはスイス人学生(女性)で、熱帯雨林の森で道に迷ってしまって夜を迎え、
地べたで寝るよりは木の上の方が安全だと思って木に登って
そのまま寝て(!)朝を迎えたという人が居ました。

研究所なんかで実験するよりも向いている職業が、彼女にはありそうです。笑。

熱帯の木は成長が早く、街路樹も大きくて、
葉っぱもでっかいし、木に寄生しているシダとかもおっきくて、
最初は本当に驚きました。

投稿: Mee | 2009.08.13 23:19

シンガポールだと、熱帯の森がすぐ近くですね。以前、マレーシアを10日で通り過ぎたとき、バスから右手の森を見ていて、行けばよかったかな、とか思いつつ機会を逃してしまいました。緑が地球のものではないような色をしていました。

> 熱帯雨林の森で道に迷ってしまって
> 夜を迎え

そういえば、先日、夕暮れ(7時ぐらい)の河原を歩いていて道を見失ってしまい、今日は河原で一泊かと焦ってしまいました(笑)

それにしても急に南国づいてしまって、「悲しき南回帰線」でも読んでみようかと。って、今、思いついたんですけどね(笑)

投稿: 柴田 | 2009.08.14 03:04

お久しぶりです・・・

時々立ち寄りしています

そうですね、デザインってそうかぁっておもうこと沢山ありますね・・・

熱帯かぁヒルとかヘビとか飛んできそう・・・どちらかと言うとそちらがいやですね

以前、霊を感じる人がいましたので、遭遇したという冬山に夜中12時に登山開始してみました、中間位まで登った頃下の方から薄暗い懐中電灯の明かりが見えて、あっ同じように夜中に登山する人いるんだ・・・とその時は思いました。

その日は日の出の撮影しようと思っていたので、登ってくる人何度か振り返り待っていようと思いましたが時間がなかったのでそのまま登り撮影して帰りにびっくり・・・

雪山の足跡私のしかなく周りは木に雪がついていて下が見えない・・・

では何回か見たあの光は何ってね・・・

登山開始は少し怖かったが後はそうでもなかったですね

私もここ数年は幽霊を意識しなくなってきましたが、逆にオーブみたいな写真撮れました・・・

投稿: hideki | 2009.08.15 12:53

熱帯はたしかに虫の類が多そうで、しかも蒸し暑いしで今まで敬遠してきたわけですが、はまるとそういうのも気にならなくなりそうですね。

雪山の話を聞き、なんとなく昔行った場所などを思い出しましたが、たしかに雪山のほうが、怖いような気がします。雪山の幽霊は、シビアな感じがしますね。それに比べて熱帯は、幽霊というより、妖怪みたいな感じかな。

それにしても、いろんなところに、行ってみたくなります。ちょっと怖いぐらいでもいいから…。

投稿: 柴田 | 2009.08.17 03:24

柴田様と同い年の宇治出身者ですが、幽霊(的な存在)に対する感じ方は確かに仰せのとおりですねぇ…いろいろ経験を重ねると、何となく「何でもかかってこいや!」という意識に達してくるものなのでしょうか。

P.S.今頃何ですが、ASKA取材記とその画像に感動した一人です。

投稿: 藤井講師 | 2009.08.17 05:18

> 「何でもかかってこいや!」という意識

それはなんか分かるような気がしますね~。実際、幽霊が現れても驚かないかもしれません…。

ASKA取材記、感動したと言っていただいてとても光栄です。あれはいい旅でした。

宇治には最近、あまり帰っていません。宇治川を見たいなあ。

投稿: 柴田 | 2009.08.17 23:29

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