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夏は終わり

Natunoowari001

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夕方、家から1分の森に遊びに行って少し写真を撮る。8月の写真が終わりかと思うとちょっと寂しいような気分。春から夏にかけて、たくさん撮り歩いた。これからは秋、そして冬。季節が反転してどんどん寂しくなる。こちらも気分を完全に変えて写真を撮ることになる。四季を通して撮るのは趣があっていいものだ。

秋になったら行きたい、と思っていたところがいくつもあって、そこに行くのが今から楽しみ。

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神頼み

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最近、またしても重度のインド病が進行中だ。心から満たされるのは、夕暮れの川にいるときぐらい。それ以外はずっとインド、インド。ということで今回は記事というより単なる神頼み。頼むとしたらシヴァしかいない。今、撮ってる川の写真も、東京で唯一、シヴァのいる風景にふさわしいと思うから撮っているわけで、そういう次第で(どういう次第…?)、早くインドに呼んでいただきたい。そのためには、今、計画中の二つのことがうまくいく必要があるから、それをぜひ、お願いしたい。Om Namah Shivaya。

今回の写真は、ウダイプルの民家の壁に描かれていたシヴァ。

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風の谷間

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そこはとても不気味な谷間であるらしい。風が吹くと横笛のような音が地の底から湧き出て、音色を変えながら彷徨する。その音を聞くと、経験豊かなインド人でさえ、インドの魂に呼ばれていると強烈に感じるのだという。

ある本を読んでいて、その谷間の存在を最近知った。すぐに行きたいと思った。その谷間のことは、もちろんガイドブックにも載っていないし、30年前の時点では、行くことさえ困難な場所で、もちろん観光客も皆無、定期バスすら走っていない。今はどうなっているのだろう。そんなに変わってないと思うが…。

谷間の名前すら知らなかったが、もしかすると谷間の映像を、昔のインド映画で見たことがあるかもしれない。そこはいわくつきの場所なのだ。

その谷間のことは、まだ何も調べていない。インドの魂に呼ばれるような場所だとすでに分かっているので、これ以上の情報は必要ない。情報過多は、旅行をつまらなくするだけだ。次にインドに行く直前ぐらいに簡単に地図でおさえて、もし行くなら、あとは現地で情報収集になると思う。たぶん、ジープと運転手と適当な案内人を雇って旅することになるだろう。

それにしても、いったいどんなところだろう。これ以上、インドの魂に呼ばれるとほんとまずいような気もするが…。

今回の写真は、デカン高原の村。このときも、ジープで旅をした。同伴者はガイドと運転手となぜか運転手の息子との4人旅。なんだか大名旅行のようだが、ナマケモノ三人組はいつもぐうたらしているので、このときも一人で早朝の村を歩き回っていた。先住民の村は、犬があまり凶暴ではないのがありがたい。ガイドは犬除けみたいな存在でもあるから、ほとんど役に立たなかった。

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慣れたところ

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最近はあまりサドゥの話をしてないから、写真だけでもサドゥ。両側のサドゥが新入りで、中央がベテラン(?)。新人が坊主でかわいそうなので、ベテランが自分のドレッドを二人の肩にかけてやっている。

最近もまたインドのことばかり考える。インドが好きなのはもちろんだが、たぶん、慣れた場所に行きたい、というのがある。僕は結構保守的で、旅も、同じ場所に何度も行きたくなる。なんと言ってもインド(ネパール)自体で、20年だから。よっぽど重い決断をしないと、次も普通にインドに行ってしまいそうだ。今、通っている多摩川も、同じ場所を何度も何度も繰り返し訪れる。実はまだ下流域をほとんどやっていない。新しい場所に行くのは、いつもちょっと億劫に感じる。

同じところばっかり行ってて飽きないか、と聞かれることがあるが、それは少しは飽きる。でも、何年かするとまた行きたくなる。これが多摩川の場合だと、一ヶ月もすると、あそこの風景変わったかな、となんとなく気になってまた出かけることになる。そんなことを繰り返すので、行動範囲がなかなか広がらない。

同じ場所に行きたがるのと同様、同じことをするのも苦にならない。というか、普通に旅をして、写真を撮って、ということにも全然飽きていない。これまで何十万枚と撮ってきたけど、まだまだ撮りたい。死ぬまでずっとインドとかあとは日本の聖地とか川とか旅して、ただただ写真を撮るだけでかなり満足かな、とか思ってしまう。こういうのは、欲深なのか無欲なのか、自分でもよく分からない…。

サドゥについても、一応本を出したわけだから一区切りついたわけだが、また会いたいなあ、撮りたいなあ、と思うのはいつものこと。最近は久しぶりに南インドにもゆっくり旅したいし、もちろんデカンにもネパールにも行きたいしで、こういうふうに書いていくと、やっぱり欲深なのかな…。

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お盆

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気がつくと、もうすぐお盆。そしてお盆といえば…あの世。

ただ、最近ふと思ったのは、幽霊が怖い、と思うことがすっかりなくなってしまったということ。

15年前ぐらいまでは、そんなことも結構あった。ネパールのバクタプルという街に滞在したとき、そのときは山のガイドと一緒に遊びに来て、古い民家を改造したゲストハウスに泊まった。夜になって、ガイドがやたらめったらお化けの話をするので、最後には二人して幽霊に怯えて一夜を過ごす破目になった。バクタプルも、あの頃は暗くひっそりとした雰囲気があった。

山の宿泊施設で働いていたときも多少はあった。秋などは、日によってはお客さんがほとんどいなくてかなり不気味だった。というか、泊まるお客さんのほうがよほど怖かったかもしれない。実際、あそこは、幽霊が住んでいたらしいし…。

そういえば、いつかのお盆に、仕事を終えて夜に何かのお化け映画を見ていたら、外でやたら叫び声がする。何かと思って偵察に行くと、なんとお客さん同士で殴り合いの喧嘩をして、二人ぐらいが血みどろになっていたのは、お化け以上に不気味だった…。

幽霊をほとんど意識しなくなったのは、たぶん、6、7年ぐらい前から。当時、暗い写真ばかり撮っていた。京都のあやしい聖地やヨーロッパの夜の街、バンコック中華街の路地に、ラダック密教寺院の秘密の小部屋。最初は結構びびっていたが、慣れてくるにしたがい、普通に居心地がよくなってきた。そして写真も旅の仕方もだんだん変わってきて、たどり着いたところがサドゥにデカン高原のあやしい聖地、そして今は夕暮れの河原(?)。…結局、闇に慣れてしまったということかもしれないが、まだまだ知らない世界はたくさんあるはずなので慢心はよくない。ちなみに、今、気になっているのは南国の森。幽霊が、というわけではないが、シダとかが生い茂る森にねっとりとした空気が流れ、夜は虫や怪鳥の鳴き声が森を満たしているんだろうな。とても気になる。場所は見当がつかないが、やっぱりイリアンジャヤの谷間とかかな。

さて、最後に上の写真だが、デカン高原の聖地アマルカンタクのあるお寺。ネットでこの顔を見たときから、行きたい!と思っていたが、寺自体は新しく、怖いというほどではなかった(それにしても誰がどういう意図でデザインしたのだろう)。アマルカンタク自体は、いろいろあやしいものが点在していて、いわくありげな聖地。というか、とてもいいところ。

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霧雨のなか

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写真はデカン高原マンドゥー。朝方、丘をうろうろしていたら雨が降り始めたので近くの洞窟に避難する。人工的な洞窟なので、おそらくは仏教修行僧の洞窟だろう。もちろん仏像はない。遠い昔の話である。たぶん、1500年ぐらい前か。

洞窟でうろうろしていたら、霧の中から、木を頭に載せた人たちが次々とあらわれ、そしてまた、霧の中へと消えていく。先住民の人たちだ。この辺は、一歩森に入れば、完全に先住民たちの領域である。先住民といってもいろいろだが、彼らがデカン高原を歩き始めたのは何万年も前の話で、仏教洞窟どころではない。それは想像するだけで頭がくらくらするような遠い昔の話だが、とはいえ、僕にとってのインドというのは、何はともあれ先住民、ということになってしまう。うちには、他の土地で採取してきた、たぶん、一万年ぐらい前の細石器がいくつかあって、これは家宝(?)になっている。

先々週から始めたインド写真の再整理がとりあえず一段落。しかし、セレクトした約1100枚の写真のうち、約8割が最近5年ぐらいに撮った写真になってしまった。その前はいったい何をやっていたのだろう。どうも、1万年前の壁画を見た5年前から、写真が完全に変わってしまったらしい。風景も人も、以前とは全然違った風に見えてくるのが、自分でも不思議なぐらい。ふっと次元を飛び越えるようなことがあるのか。よく分からないが…。

皆既日食を見て人生が変わった、とかいう話があったが、僕は、1万年前の壁画を見て、人生がちょっと変わった、ぐらいなことをいつか言ってみたい。

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今夜は満月

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当てにならない天気予報のおかげでいつも苦労する。

今日は湿った風か何かが関東地方に流れ込んできて、ときどき強い雨が降る、と予報されていたのに、昼ぐらいからなぜか太陽が照り始めた。今日は写真は撮りに行かない、と決めていたのに…。どうしよう。

天気予報がまったく当てにならないのはこの一年で嫌というほど分かったつもりだったが、それにしても、雨の予想が晴れになるというのは、もはや下手な占いと変わらない。

結局、今日もまた夕方から、近所を少し撮り歩いた。いったん沈みかけた空が、黒雲とともに怪しい光に包まれ、いかにも夏らしい夕暮れ。
(今日の黒雲が強い雨を降らすはずの湿った風の結果だと思うが、予想よりも勢いが弱かったということか)

そして今日は満月だった(…というわけで、今日の写真は満月)。

満月を見るたびに、今日はインドでは何の祭りだったか、と考えるのが習慣になっている。8月の満月は、たしか蛇の祭りだったような。ナグパンチャミ。違ったかな…。

あいかわらずインドの写真を見続けているので、最近になって、インドに行きたくて仕方なくなってきている。予想では、あと一年ぐらいが限界かな。

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