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山あり谷あり…

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(写真はクリックすると大きくなります)

「山あり谷あり」といっても人生の話ではなく、地図の話。子供の頃、地図にはまって、地図ばかり眺めていた。

地図、と一口に言ってもいろいろあるが、地図が好きな人はまずは何をおいても地形図である。等高線がぐちゃぐちゃと描かれているあの地図のことだ。等高線は、興味のない人にとっては鬱陶しいだけだが、これが読めるようになると、等高線を見ているだけでなんとなくその土地の風景が目に浮かんでくる。

昔、ちょっと山に登っていたときも地図は頻繁に眺めていたが、その後、インドあたりに行くようになって、地図を見る機会は減った(旅をするときは少しは見るが…)。理由は非常に簡単で、インドあたりで売られている地図というのはあまりに粗末で、おもしろくないのである。地形図はもちろんない。地形図を見たのは、ネパールの話になってしまうが、エベレスト周辺の地形図ぐらい。インドでは、軍事的な理由があって精密な地形図はおそらく禁止されているようだ。

こうした事情があって、長いあいだ地図をあまり見ない生活をしてきたが、最近はまた地図にはまりつつある。日本であちこちぶらつきながら写真を撮ろうと思うと、一番の情報源はやはり地図になる。最近はちょっと山のほうに入ることも多くなってきたので、久しぶりに登山用の地図も買った。登山をするわけではないが、見ているといろいろ歩きたくなる。

地図を頻繁に見るようになって、また懐かしくなって世界地図なんかも眺めている。しかしずっと眺めていると、なんだか切ない気分になる。一生かかっても、実際は見られない風景があまりに多い。インドに行き始めた当初は、あっちもこっちも全部行きたい、といろいろ夢を膨らませたが、15年以上たってふと気づくと、インド大陸以外はほとんど行っていない。インドにしたって、あと100周ぐらいはしないとさっぱり分からない。人生は本当に短い。

さて上の写真。ヒマラヤ四大聖地のひとつヤムノートリーから、ガイドを雇って、さらに雪山のほうに登った。ヤムノートリーから上は誰も住んでいないし、もちろんサドゥもいない。おじさんの写真撮っても仕方ないし、ということで日帰りの旅。1000メートルぐらい登ったところで、氷河に阻まれ、「死ぬからやめよう」とおじさんに言われてそこから戻ってきた。雨季になるとヤムナー川源流まで行けるらしい。サドゥも誰もいないが、いつか、そんなところに行ってみたいな、と思うようになった。まあそのときは、知り合いのサドゥでも連れて行こうかな。

そういえば、サドゥ本表紙のサドゥは、「どこでも行くから、誘いに来い」と言っていた…。でも一緒に長いあいだ旅するならナンディバルティババがいいかな…、なんていろいろ考えるが、とにかくこれからも山越え谷越え、いろいろ旅したいものだ。

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コメント

インドの地図って全般的に簡略なものが多いいんですかね?私もラダックに行ったとき、トレッキングをするために本屋で地図を求めたことがありました。店主のおじさんが一番だと勧める地図を購入したのですが、トレッキング用の地図にもかかわらず、等高線なし、しかも距離の縮尺さえありませんでした…。峠と村の標高があったのが救いでしたが。ほんとアバウトな地図(笑)ラダックだと余計に軍事的な意味合いが強いと思うのですが、トレッカー泣かせな地図ですよね。
私にとって旅に地図は必需品ですが、サドゥーにとっては、地図って必要ないんでしょうか、やっぱり。気の向くまま、風の向くままに旅してるんですよね。そんな旅、憧れます…。

投稿: あっきー | 2009.05.25 19:26

ラダックも行かれたのですね。ラダック、懐かしい。6年前にも行って、やはり地図も買ったので、同じ地図だったかもしれませんね。

> 軍事的な意味合いが強いと思うのですが…

記事に書き忘れてしまいましたが、そういえば、一度デカン高原のある場所の精細な地図を見たことがあります。もちろん非売品で、持ち主は、これを持っていること自体、絶対秘密で、と言って、食堂の隅でコソコソ見せてくれました。

サドゥはもちろん地図を持っていません。だいたいの場所と場所の名前さえ知っていればいつかはたどり着けます(笑)。時間がいっぱいありますからね。彼らと一緒に、時間を忘れて旅したい、とずっと思っています。

投稿: 柴田 | 2009.05.26 14:01

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