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夢は枯野を…

Yume001

来る日も来る日も旅のことを考える。旅の病である。たぶん、一生治らないだろう。

旅の病というのはめずらしい病気ではない。昔からそんな人はたくさんいた。旅のことばかり考えていたらふいに芭蕉のことが気になり、「奥の細道」の序文を読み返してみた。こんなくだりがあった。

そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。

…まったく同じ気分だ。「心をくるはせ」の部分は、昔読んだときはとくに何も思わなかったが、今読むと心に響く。

芭蕉は、自分が旅の病に冒されていたことをもちろん知っていた。辞世の句である。

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

夢の中ではないが、僕も先日、枯野を走り回ってしまった。日没後に道に迷って少し焦った。

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コメント

> 日没後に道に迷って....
 海外だと、野犬遭遇率が高くなってさらに焦ってしまいますね。この恐怖感を克服できれば撮影にも幅が出そうなんですが、自分は臆病者なのでなかなか乗り越えられない壁です・・・。
 そういえば灼熱のジャイサルメールで、頭にタオル、サングラス、そして粉塵除けのマスクをして路地を歩いていた時、昼間なのに野良犬が五匹くらい集まってきてワンワンと威嚇されて恐怖でした。幸いにも知り合いが通りかかって「顔を見せろ!」と忠告くれたので、その通りにしたらやっとおとなしくなりました。あれだと普通に歩いていても不審人物の格好だったなと・・(笑)。

 相変わらず「次」で悩む日々ですが、道祖神のまねきでやっと先が少し見えてきたかもしれません(いつもこんなこと言ってますが)。新しい撮影機材を早く揃えたい今日この頃です。

投稿: こいで | 2009.02.22 09:13

海外だともう少し用心しますね。武器として、三脚持参します。あと、無人地帯で犬を見たら、石を少し集めたりと。使用したことはないですが。
それにしても、インドに行くと、またいろいろあるんでしょうね。それを考えると、ときどき、怖くなります。最近でいえば、水牛に追われて、あれが一番の恐怖でした。
日本は夜でもまあまあ安全のようですが、高尾山の街灯のない山道を夜歩いていて、野犬に遭遇しました。熊じゃなくてよかった(笑)。

> 新しい撮影機材

まだ発表は先かな。どうなるんでしょうね。
ところで、道祖神って、あれはシヴァですね。そして明日はシヴァラットリーです。なんか関係のない話ですが、ただこれを言いたかっただけで…。

投稿: 柴田 | 2009.02.22 19:39

とても面白い。ネパールにいるような感じしました。本当にネパール帰りたい。ありがとうね。。ネパールに興味があって。。。がんばってね。。

投稿: リトウ | 2009.05.28 15:46

ネパールですか。そういわれてみると、ネパールにもこんなところがあったような…。同じく、ネパールにとても行きたいです。

投稿: 柴田 | 2009.05.28 22:53

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