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世界の車窓から「インド編」

Syaso001

テレビ朝日の旅番組「世界の車窓から」のインド編のDVDブック(12月20日発売)が送られてきた。今回、この冊子の部分に、タージ・マハル、路面電車、人力車、サリーの女性など、9点の写真が掲載されている。個々の写真にクレジットはないが、機会があったら見てみてください(と言っても、DVDは本屋では見れませんが…)。

さっそくDVDのほうを見た。先日テレビでたまたま見た南インドはなぜか収録されておらず、ガンガー流域、ムンバイからエローラなどの西インド(これはデカン・オデッセイという豪華列車)、そしてダージリン山岳鉄道の三部構成となっている。

ガンガー流域では、懐かしのサンガムが登場して、おまけにサドゥもちょこっと登場して、それが当たり前のようにうれしかった。あと、インドの朝の音…、あの変な鳥の鳴き声を聞くと、どうしようもなく、南インドに行きたくなる。

ところで、インドの鉄道、あまりいい思い出がない。というか、インドの鉄道は、僕にとっては、苦難に満ち溢れたインドの旅の象徴みたいなもの。

あの人と荷物でごったがえす、汚く暗い駅のプラットホームで、これまで、いったい何十時間、ただ呆然と座っていたことか。冬の北インドを走る鉄道は、まさしく遅延に次ぐ遅延の連続。一時間、二時間は当たり前、五時間ぐらい、ひたすら鉄道を待ち続けたこともあった。極めつけはインドの西端アムリトサルから東のカルカッタへの移動。二泊三日の予定が、なんと三泊四日になってしまった。時間にして、12時間以上の遅れ。しかも、途中で列車内が停電してしまって、車内は真っ暗。もはや難民列車である。

さらに悲惨な記憶もあるが…、きりがない…。

駅で列車を待つたび、そして列車に乗るたびに(列車利用は僕の場合はほとんどが夜行長距離列車)、なんでインドなんかに来たんだろう、と思ってしまう。なので、最近は可能な限りはバスを選択する。6、7時間の移動なら迷うことなくバスだ。もちろんバスもいろいろトラブルはあるが、列車に比べればほんとマシ。

本の宣伝のつもりが、鉄道の悪口ばかりになってしまった。今頃フォローするのもなんだが、そうは言っても、インドの鉄道は、インドの旅の象徴みたいなものだと思う。夜行列車でインド巡れば、それだけでインドの旅は完成してしまうのではないかと思えるぐらい鉄道旅行は中身が濃い。そこは夜の闇とインド民衆の真っ只中。逃げ出したくなるぐらいに濃密な世界だ(最近は二等寝台もだいぶマシになったようだが…)。

最後になったが、上の写真はヴァラナシの夜。鉄道の写真を探したが、いい写真がない。鉄道撮影は禁止されているので、ほとんど撮っていない。

自由に撮れるなら、喜んで鉄道に乗るのに…。


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