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ドラマ「点と線」を見た

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一枚目、二枚目が写真が祇園、そして最後が先斗町。

京都を知らない人は、先斗町が読めない人もいるかもしれない。「ぽんとちょう」である。祇園も先斗町も縁のない世界だからさっと流して歩いただけ。そういえば、大昔に大学受験合格を祝って、たしか祇園のバーに関係のある友達のつてで、そのバーを貸しきって5人ほどで遊んだ覚えがある。貸しきったといっても、定休日に場所を借りただけだったが…。

ところで、昨日、今日と二夜連続で、ドラマ「点と線」を見てしまった。原作は松本清張。

松本清張は、旅行に行くようになってからはまって、かなり読んだ。どの作品にも共通するのは人間の悲哀、そして、「黒」と「夜」のイメージ。変な話だが、「夜」と聞くと、僕は松本清張と、これはイタリア人の作家が書いた小説だが、「インド夜想曲」を思い浮かべる。もちろん日本の夜とインドの夜はだいぶ違う。

また話は飛ぶが、今回、京都を撮りながら、何冊かの日本の推理小説を読んだ。残念ながら松本清張ではなかったが、本を選ぶさいに推理小説にしようと考えたのは、やはり「夜」と「黒」をイメージしたかったからだ。京都の歴史本でもよかったが、闇をじっくりとイメージしようとすると、それでは物足りなく感じてしまう。

読んだ小説のひとつはあえて昭和を舞台にしたものだったが、これがよかった。昭和と言ってもいろいろだが、ちょうど松本清張の頃の昭和である。

それにしても、気がつくと昭和はひどく遠く懐かしい世界になっている。子供の頃、まだ街角には演歌が流れていた。なんでこんな暗い歌を聞くのか、と耳をふさぎたくなるような気分になったのを思い出す。夜の街も今と比べると、やはりずいぶん暗かったような印象があるが、それは思い込みだろうか。

というわけで、今回の写真では昭和をイメージして黒を強くしてみた。京都は古い観光地なので、今でもどことなく昭和がただよう。とくに東山、つまり祇園、八坂神社、清水あたりが、とくにそういう印象が強い。有名な観光地なのでおしゃれな店もたくさんあるが、夕方が迫ると急に暗くなり、闇が濃いなあ、と思ってしまう。京都に限らず古い観光地ほどそうした傾向は強いと思うが…。

松本清張の小説でいえば、箱根などを撮ってみたいが、日帰りではあまり意味がない。黒い夜がなければ。かといって由緒ある旅館というわけにもいかない…。

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