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サドゥーから電話

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インドは呼ばれていくもの、とかよく言われるが、僕の場合はまさに呼び出されている。

一週間ほど前に電話をかけてきたサドゥーがまた電話をかけてきた。彼は英語が出来ないから、いつも取り次ぎ役がいるのだが、今回は前回とは違う人(今回は英語の出来るサドゥーだった)。

「一週間前にも電話をもらったよ」と言ったら、「そうか、ワシは事情をよく知らんが」と取り次ぎ役は答える。

取り次ぎ役に電話をかけさせているのはサラスヴァティー・ギリ・ジー(上の写真。となりはその相方。いずれもハリドワール)。以前にも「サラスヴァティー・ギリとナルマダ・ギリ」で紹介している。

ガンジス川河口のガンガーサガールではじめて出会い、半年後にハリドワールで再会したあと、「サラスヴァティー・ギリとナルマダ・ギリ」を書いたが、今年のはじめ、またサンガムアラハバードで再会した。ただ、サンガムではサドゥー大行進(クンブメーラのシャヒンス・ナ~ン)の最中とあって、ほとんど話す暇もまく、また、結局その後も彼のテントを訪れることは出来ず、いつか会えたらな、と思っていたら、最近になってまた電話が来るようになった。

電話がきて迷惑なんてことは全然ない。「来いって言われたからしょうがないな~」ということで、インドに行く理由がまた一つ増えただけのこと。しかし、本当のことを言うと、再会したい人がいろいろいて、いつ、どこへ行こうかちょっと悩む。再会したい人というのは、そのほとんどがサドゥーではあるが…。

なんでそんなにサドゥーがいいのか、自分でも不思議だが、やっぱり被写体としての魅力が一番の問題。変なもの、奇妙なものを見てるとなぜか気分が良くなってくるから、相手がサドゥー(もちろん人にもよるが)なら、面倒だな~と思いつつもついていく。

反対に、見ていてとくにおもしろくない人とは一緒にいれない。僕の場合は旅と写真はセットだから、これは当たり前のこと。とくに普通の若いにいちゃんなどは、悪いとは思うが冷たくあしらってしまう。

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今年の春に、「地球の歩き方」の取材で行ったときの写真が07~08版に少しですが掲載されています。主なものは裏表紙の縦写真(ジプシーの女の子が砂漠で手を振っているもの)と、お馴染み「インドへの誘い」ページの写真です。ちなみにこれは、マドゥライのミナークシ寺院内です。

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「博物館で出会うインドの神々(4)」をすでにアップしています。もしよければどうぞ。また、ちかぢか蛇の神様「ナーガ」についての記事をアップする予定です。


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