« カニャークマリの夕暮れ | トップページ | ケーララのミールス »

ボンベイのタクシー

Sivataxi001Sivataxi002

週一ペースで更新しています。別にそう決めたわけではないのですが…。

今回はなぜか同じような写真ばかり更新しているが、本当はいろんな写真があります。たとえば宮殿の写真とか、砂漠の村の子供たちとか、あるいはバックウォーターの船旅とか、あるにはあるのだが、なぜか出しにくい。「旅写真ブログ」なんだからそういう写真こそ出せばいいのに、何かにこだわっています。

やはりサドゥーでしょうね。土臭いインド、世間から忘れ去られたようなちょっと寂しげな最果ての世界、でも、だからこそ肩肘張らずに自然体でいられるインドが僕にとってのインドなんでしょう~(べつに観光が嫌いというわけではないです)。

ところで今回はボンベイ、飛行機乗り換えのために立ち寄っただけですが、ちょっとおもしろかったです。

少し殺伐としていて、インドでは珍しく人々が苛立っているような雰囲気があります。デリーともカルカッタともぜんぜん違う。人それぞれですが、僕はボンベイが一番怖い。
それは、治安云々というより、自分にとって異質な街、求めているインドとはぜんぜん違うインド、だからなんでしょう。

写真ですが、まず左。空港から乗ったタクシー。ちょっと険呑な雰囲気の強面の運転手だが、賑やかなラジャスターンから到着したばかりだったので気軽に話しかけたら、なんと彼はラジャスターン出身だった。ただし、二十数年彼は帰省していない。ずっとボンベイで、息苦しく戦いのような人生を送ってきたようだ。
こちらには心を許し、いろんなことを話してくれたが、じつは僕のヒンディー語は見てくれがいいだけで、本当の理解力は???…、という訳で四分の一ぐらいしか分からなかったのだが、なんだか心に響いた。すっかりボンベイに馴染んだ彼だが、運転台の前に作られた小さな神棚が彼の変わらない部分のような気がして、写真を撮った。

右の写真がほとんど説明不要です。カフェから通り過ぎていくタクシーを撮っただけ。車体がアンバサダーでなければインドかどうかも分からない。

でもいつか機会があったら、この不思議な街を少し歩いてみてもいいかな~という気もしました。
ちなみに、ボンベイは僕にとってのはじめての外国でした。もう16年前のお話。

|

« カニャークマリの夕暮れ | トップページ | ケーララのミールス »

コメント

ぼくも先月から週二と、更新ペース落としています。映像があったり文章が多いときは週一くらいのペースが丁度よいかもしれませんね。
さて、先日カーリーに関する調べ物をしていたら、
Googleの検索で、柴田さんのサイトがWikipediaに続いて二番目に検索されていました。すごい!

投稿: コイデ | 2007.06.19 11:12

4ヶ月前にムンバイに行ったときには、
街に全然物乞いの人とかウシが居なかったのにびっくりしました。

友だちからは、タージホテルの中にまで物乞いの人が居ると訊いていましたので・・・。

そんな、たかが数年で貧困が解決するなんて思えませんし、
きっと市内の中心部から「一掃」されたのだろうな、と思います。

外国人や金持ちから「見栄えの悪い物」を取り去っても、
問題は益々深刻になるだけだろうな、なんて思いました。。。

投稿: Mee | 2007.06.19 18:09

コイデさん

ブログを始めたときは毎日書いてましたよ(笑)
今はのんびりですね。末永く、と思っています。

カーリー、二番目でしたか。シヴァとかサドゥーとかのあやしい系は結構目立っています(笑)素直にうれしいです。

ところで、やはりデカン高原ですか。

Meeさん

そういえば、あまり乞食はいなかったような記憶があります。でもフォート地区は昔からわりときれいですね。ムンバイは巨大なスラムで有名な街ですが、それは健在だと思います。

僕は基本的には旅行者なので、インドの社会問題についてはあまり書けません。

ただ願わくは、「貧困」なんて言葉も知らずに辺境で気ままに暮らす人々が、いつまでも夢見心地で生きていけるインドであればな、と思っています。

問題を問題といえば、逆に問題が拡散することもありますね。「さわらぬ神にタタリなし」という考えもインドにはあります。良くも悪くもですが…。

投稿: 柴田 | 2007.06.20 00:31

こんにちは、お久しぶりです。

先月になりますが、JALの機内誌SKYWARDに野町さんの撮ったクンブメーラが掲載されていましたねー。

ボンベイ、もといムンバイの右の写真は、ほとんどニューヨークですね。
アンバサダーがイエローキャブに見えます。

投稿: TARO | 2007.06.21 07:21

こんにちは。

SKYWARD、見ましたよ。以前に何度か掲載していただきましたが、クンブメーラはぜんぜん考えていませんでした。裸のサドゥーを外せばいいんですね~(笑)

とはいえ、サドゥーが撮りたかったので仕方ありませんが。

ムンバイは知らない街ではないのですが、サドゥーのあとだとかなり違和感がありました。ただ興味はあります。デリーよりはぜんぜんおもしろそうですが、物価と蒸し暑さがきついですね。

投稿: 柴田 | 2007.06.21 16:19

初めて、お名前を知り、写真を拝見いたしました。私も90年頃から、インドへの熱い想いを抱えながら、日本で日々の生活を営んでおります。なぜかお写真が心に染み入り、涙が止まらなくなりました。どうぞ、今後も末長く、美しい画像と文章を載せていってくださいませ。

投稿: sansar.m | 2007.09.22 18:17

コメントありがとうございます。

>90年頃

はじめてインドを訪れたころですね。

ありきたりですが、インドはなにもかもが本当に美しく、たくさんのものが感じられる国だと思います。
そんなインドの魅力を、これからも写真と文章で伝えていければ、と思っています。

投稿: 柴田 | 2007.09.22 23:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65972/15437896

この記事へのトラックバック一覧です: ボンベイのタクシー:

« カニャークマリの夕暮れ | トップページ | ケーララのミールス »