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カジュラーホーの夕暮れ

Kajuraho001

とある用事で久しぶりに銀座を歩いた。有楽町の駅を出て、レストランの並ぶ通りを歩いているうち、ふとヨーロッパの街並みを思い出した。乾いた空気感とたぶん料理や香水の香りがちょっとした錯覚を呼び寄せたようだ。

そして夕方、中央線の列車の車窓から見える風景がまた良かった。たしか高円寺あたりかと思うが、山並みの向こうにきれいな三角形のひときわ高い山が赤く染まっている。これもどこかで見た風景かな~などと考えているうち、あれっ、これはもしかして富士山かな、と気がついた。

中央線から富士山を見るのはたぶん初めてだと思う。

ところで今日の写真はインド、カジュラーホー。
今回の旅で、パチマリからアラハバードに向かう途中に立ち寄った。以前一度訪れているが、客引きや自称友達がうるさくて印象はあまりよくなかった。デリーやアーグラーなら「ジャオ、ジャオ(どっかに行け)!」で終わりだが、カジュラーホーは田舎だからつい気を許してしまう。今回もつまらない男と30分も話してしまった。
「俺はタントラを勉強している」という彼の言葉につい応じてしまったのが間違いだった。
話すうちに「俺はマスターだ」と言いはじめ、最後には「お前なんか何にも分かってないんだよ!」と言い合って別れた。
また、別のある男と20分ぐらい話して別れると、近くにいたリクシャーマンがやってきて「俺とも話してくれ~」と訴えかけてくる。
時間がない、と断ると、このリクシャーマン
「お前はあいつとは一時間(実際には20分)も話しておいて、俺とは10分も話してくれないのか~」とごねだした。
困った人々である。

そんなカジュラーホーだったが風景はとてもよかった。リクシャーマンと話してあげられなかったのも、早く夕暮れの風景を探しに行きたかったからだ。

写真はちょっとはずれの村の光景。花が咲き、牛が草を食み、遠くに古寺が眺められる。
どこか懐かしい風景…

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コメント

柴田さん、こんばんは。
この写真の風景、うーん、いいですね~。
大好きです。5年前にこの写真を見て
いいなあって思って
時間経っても頭の中にこの風景が思い出されて
また、ふと検索してみました。
当時のリクシャーマンには悪いけど・・(笑)
5年前の柴田さんが、
夕焼けに間に合ってよかったです。

投稿: いつめ | 2012.03.18 00:03

いつめさん、コメントありがとうございます。5年前の記事を読んで懐かしくなりました。

この日のカジュラホは忘れられない旅の風景です。あらためて、インドはこんなふうにも見れるんだなあという発見がありました。デカン高原に惹かれていた頃でしたね。

このときの記事には富士山とか遠くの山並みとかのことも書いてあったりで、なんだか今とつながっています。それにしても、こういう写真を見るとまたインドに行きたくなりますね。

投稿: 柴田 | 2012.03.18 13:16

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