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世界の中心サンガム

Sangam01


映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で登場したのがオーストラリアのウルル(エアーズロック)だった。テレビでこの映画を見たとき、ちょうど「アボリジニの世界」(青土社)という本を読んでいたのでひどく印象に残ったのを覚えている。「アボリジニの世界」の著者ロバート・ローラーはインドにも長く住んでいたらしく、インドとアボリジニとの関連、とくにサドゥーとの関連について紹介していて、それでとくに興味を惹かれていた。

世界の中心がどこであるのかは人それぞれだと思う。日本人なら富士山こそが世界の中心だと感じるかもしれないし、チベット好きならなんといってもカイラスだと感じるのだろう。
ところで僕にとっての世界の中心はといえば、やはりインドの中からそれを見つけたい。インドに何かがあると思ってきたからこそ、長く旅を続けてきたわけだし、それは当然のこと。
インドにはいくつも神秘的な場所があるが、そのなかであえて中心だと思えるのは、やはり今回の旅で訪れたサンガム(アラハバードより約5キロ)だろうか。
ガンジス川とヤムナー川、それに地下から流入する伝説のサラスヴァティー川が合流する中州の島を中心に広がるメーラーグランド(祭会場)の風景は、インドで見たどの風景よりも印象的だ。

サンガムには、毎年行われるマグメーラー祭にあわせて過去二度訪れていたが、この地で六年ごとに行われるクンブメーラー祭(今回見たのはハーフクンブといわれるアラドクンブ)をこの目で見たい、ということで今回の旅は実現した。

クンブメーラーについては書くべきことが多すぎるので、また次回以降で。
写真については、メーラーグランドに入るあたりの土手からの夜景。普段は何もない寂しい河原だそうだが、祭りの期間中には数十万人を軽く収容できる巨大なテント都市が出現する。
今年はクンブメーラーとあって、例年にも増して夜に明るく輝いていたのが印象的だった。田舎から出てきた巡礼などが見れば天国と見間違えるような光景だろう。
もちろん僕にとってもそれは特別なものだった。
世界の中心サンガムに三週間あまりも通い、ときには泊まっていたのが、帰国した今ではなんとなく夢のようでもある。

主要な行事は終了してしまったが、サンガムのメーラー会場自体は2/16のシヴァラットリーまで維持されるらしい。巡礼者もたくさん訪れるようなので、もしヴァラナシにいあわせるような人がいたら一度足を運ばれては、と思います。
バスで約三時間、夕方に到着するようなら是非左手窓際の席で。

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