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ヒマラヤの空

Sora066_1今年のヒマラヤは天気が悪かった。前半二週間はちらほら雨に降られる程度だったが、その後は結構雨つづきだった。雨天や曇天も決して嫌いではないけど、長引くとやはり辛い。出発が二週間遅れたら、結構きつかったかな~、と思う。

雨はきつかったけど、良かったこともたくさんある。とくに印象的だったのは、空を流れていく雲の移り変わりだ。毎日、同じ時間に同じ場所から同じように眺めていても、決して飽きることのない遠い空の世界。白い雲と黒い雲が交差してゆく様子や、ときには雲がクルクルと形を変えて、ふとヒンドゥーの聖なる「オーム」の形を成すこともあった。こうした雲の不可思議な動きは、雨季間近の気流の不規則な流れに加えて、ヒマラヤ高峰の尾根や谷の複雑な地形の影響もある。気流は山々にぶつかるたびに劇的に流れを変えて、思わぬ方向へと散っていく。そうした複雑怪奇な大気の流れはそれぞれ影響を与え合い、あらたな流れを生み出し、止むことがない。

僕は最近、雲がビュンビュン流れていくさまを、何か、今までとは違う目で眺められるようになった気がしないでもない。あるいは、それもサドゥーとの交流の副産物かもしれないが、副産物にしてはとても大きなものだ。サドゥーの写真を撮るんじゃなくて、サドゥーのような意識でそういう自然を捉えられないものか、と何度か思ったりもした。

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chaichaiトップパージの写真を変えました。標高3500メートルシヴァ神の聖地ケダルナートから少し歩いたところにあるベル寺院と、寺院の守り主スミルナート・ババです。スミルナート・ババは寺院のすぐ近くに庵を持ち、そこで一人、28年にわたって住んでいるサドゥーです(もちろん冬は麓まで下りますが…)。彼の庵を4.5回訪れただけですが、今回の旅ではもっとも印象に残る人でした。
あと、chaichaiのサブタイトルを変えました。sauth asian imageだったのをsauth asian soulにしました。たいした変更ではないです。soulは直訳すれば「魂」ですが、最近はインドの古い古い魂の部分を撮っているので、あえてそうしてみました。

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コメント

雲の写真素晴らしいですね。
サドゥーとの交わりは、ほんの少しの時間と空間を
共有したことしかありませんが、10年以上たった
今でも心の宝物です。

投稿: シコオ | 2006.06.25 21:16

シコオさんのブログ読みましたよ。カリダスババ、会いたいです。

何もしないことの幸せを感じます。

オーム・シャンティー …
オーム・ノモ・ナラヤーン …

投稿: 柴田 | 2006.06.25 22:58

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