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日没後の河原

Sangam002前々回、橋の上から見たサンガムの夜景の写真を紹介した。それで今回は橋から降り、河原の風景である。時間は日没後すぐ、刻々と闇へと向かう、もっとも神秘的な時間。暗いから写真を撮るのは大変だが、僕がもっとも好きな時間帯でもある。
遠くには前々回の写真を撮った橋が見える。橋の上の電灯にも火が灯っている。一瞬、人の声も絶え、静けさが河原を包み込む。と思ったら、写真に写っている二人連れがこちらに気付き、ほかの人もやってきたりして、何枚も写真を撮らされる羽目に。
ところで、朝にも似たような時間帯がある。いうまでもなく、日の出前である。ただし、それは似て異なるもの。空気は凛と張り詰め、ついでに人々の表情も張り詰め、鳥たちもうるさく泣き叫ぶ。そして何より違うのは、空気感。夕方の空気には土ぼこりが混ざっている。何万人、何十万人といった人々、あるいは車が巻き上げた土ぼこりが漂うのである。夕方の空気には生活を感じる。たいして、朝の空気には自然を感じる。それがインド人なら、神も感じる、と付け加えるかもしれない。

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