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ガンジス川の水で作ったチャイ

Ganges777Ganges778ヴァラナシを立ち去る日の朝。ガート沿いを歩いていたら、三人のババジ(サドゥー)が河原に近い砂場に座っているのが見えた。一人はふんどし一枚の本格派(?)である。そういえば、ヴァラナシはババジが減った。ちょうどその時期はカトマンドゥーのパシュパティにババジ連中は大集合するからなおさらである。それにしても、ババジのいないヴァラナシはマサラの入れ忘れたカレーのようなものだ。ババジが少なくなったのは、ヴァラナシが観光地化してシャンティー(静寂を意味する言葉)ではなくなってきたから、とあるババジは言っていた。話が脱線してしまったが、そんな味気なさを少しヴァラナシに感じていたので、このときは挨拶して一緒に座らせてもらった。それでしばらくしたら、チャイを入れてやるといわれて作ってくれたのが左側の写真。ただし、このチャイはミルク半分にガンジス川の水が半分で出来ている。目の前で、汚いガンジス川から水を汲んできたのでもう間違いない。まさか嫌だとはいえない。ババジ自ら聖なる水を汲んで作ってくれたチャイである。お湯の沸かし方も中途半端だった。鍋がないからグラスに水を入れ、暑くなった牛糞の上に置いて温める程度。別々に沸かした水とミルクを適当に混ぜて、茶葉と砂糖と何かのマサラを加えて終わり。味も期待していなかったが、これが予想に反してうまかった。あのマサラに秘密があるようだが、やはりガンジス川の水がうまかったのかもしれない。チャイを入れてくれた容器はもらって日本に持ち帰ってきた。これでコーヒーでも飲もうかと思ったが、下が丸くなっているのでうまく立たない。当たり前のことだが、これはあくまで土の上で使うものだ。日本にもって帰るとガラクタと化してしまうのが寂しいところだが、まあ仕方ない。次の旅に持っていって、帰る前にインドの土に返すというのもいいアイデアかもしれない。

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デカン高原の村で

village001aavillage002aavillage003aa虎で有名なカーンハ近郊の村。この辺は先住民が多い。つまり辺境であるわけだが、人はとてもおだやかで、ゆったりできる。そんな雰囲気は写真を見てもらえれば分かっていただけるかな。おばちゃんも女の子もかわいい雰囲気。学校の写真は先住民の村で撮ったもの。みんなぼ~っとしていて、ギャーギャーうるさい子供はほとんどいない。これがラジャスターンの砂漠の村ならハーメルンの笛吹き状態になるところ。同じインドではまるで違う。もちろん顔も違う。ラジャスターンはちょっと面長だが、こっちは丸顔。いずれにしてもとても良いところだった。

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春の光のなかで

haruhikari01haruhikari02haruhikari03haruhikari04haruhikari05また春の写真です。数日前、近所の神社と公園をぶらっと歩いたときに撮りました。もうすぐ桜が咲くというので、その前に。春の光を感じていただけたら、と思います。

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何気ないインドの夕暮れ

varanasiusitaiboku02ガンジス川巡礼をテーマに写真を撮っているので、ヴァラナシにいるときもガンジス川にひっついて時間を過ごすのだが、これがたまに疲れる。それで、メインガートからアッシーガートまで歩いたあと、ふらふらと街のほうへ向かった。そこでふと気に入って撮った写真がこれ。写真の良し悪しというのはさまざまだが、僕はこういう何気ない写真も好きである。何気ない写真というのは、本当に何気ない、ただ、旅の記録のような写真のこと。
ちなみに、何故この写真を撮ったのか、というと、夕暮れの光がきれいだったし、それにもちろん牛がかわいい、ということ。さらに、道の端の塀が、大木のところだけやめて、作られていること。これが中国なら根こそぎなんだろうな。インドはこういう、別に役にたってなさそうなものを街中にいっぱい残して、それで汚くはなるけど、でもとても温かみのある世界が続いていく。そういう世界を味わいたくて、またインドに来たんだな~、ふと思って写真を撮った。

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青空の下に

aozora01デカン高原の聖地アマルカンタクのシヴァ寺院。青空に突き刺さる尖塔がとても印象的だった。中央に描かれた文字は「オーム」。日本では、かの新興宗教団体に利用され汚されてしまったが、この言葉の持つ本当のエネルギーは善悪を越えたさらなる世界。宇宙というか、世界というか、その振動のようなものだと思う。人も動物も、それに植物も鉱物等々も、そういったエネルギーの一種だということでもあり、さらには、人の想い、といった形にならないもののなかにも、同じエネルギーが流れている、…そんなことをあるインド人の誰かが言っていたような気がする。いや、それとも天の声だったか…?

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ババたちの収入は?

nandhibaba01久しぶりの更新だというのにちょっと怪しい写真ですいません…。
ナンディーババ、ガンジス川の河口ガンガーサガールの祭の最終日の前日に、小屋に泊めてくれたババである。これは夜の11時、彼らが座る台座の裏にある小さな小屋の中から、外のナンディーババを撮った写真。ババは、台座の上に座りっぱなしで、次々とやってくる信者たちの頭を箒でたたいて祝福する。最終日前日とあって、休む暇もないほど忙しい。…というより、信者の差し出す小銭が山となるまでガンガン稼ぐのだ。この通りに座るサドゥーは約30人だが、みんな寝る暇も惜しんで稼ぎまくる。正直言って、こんなに勤勉なババたちは初めて見た。現金収入というのは彼らにとっても魅力らしい。
ちなみにこの台座と裏の小屋は早い者勝ちの有料制だとか。料金は確か100ルピーぐらいだったか。ここで数日座ればあっという間に元は取れる。そればかりか、外国人に親切にしたりすれば、ガ~ンと儲けることだって夢ではない。僕も毎日果物を土産に持っていったし、それ相応のお礼は当然した。ナンディーババは、お金を要求するようなことはなかったが、ババたちが金を欲しがる気持ちは僕にはよく分かる。金がなければ旅は出来ない。旅が出来なければ、僕たちの心は死んでしまう。勝手な理屈だと呆れられそうだが、それは真実なのだ。というわけで、ババの写真を撮ったらチャイぐらいはご馳走しましょう。
…なんて、話はあらぬ方角にそれてしまった。ちなみにババは素っ裸、ただし寝るときは、服を着たチェーラ(弟子)も一緒だったので、ちょっと安心したものである。

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chaichaiのトップページの写真を変更しました。単純な構図の写真だからすぐ飽きるかもしれない。寿命は意外に短いかもしれませんが…。

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春一番

今日はとても暖かく、気持ちの良い一日だった。それで帰国後初めてカメラを持って、夕方の二時間ほど写真を撮った。その写真を掲載します。
最近特に思うのは、春はとても美しい、ということ。春だけが、という訳ではないけど、何故か春が気になる。桜が咲いたら、それも写真に撮ろうと思っているくらい。
タイトルを春一番としたけど、実際は何日か前に、すでに春一番は吹いていますね。
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アマルカンタクの子供たち

amarkantak01amarkantak02前々回のブログでアマルカンタク(ナルマダ川源流の聖地)のことを、「ちょっとした秘境」とか「とんでもない田舎」と書いたが、少し大袈裟な表現だった。なんといっても、バスが走るような町である。インドでは徒歩でしかいけない村なんて珍しくもない。だからアマルカンタック程度では、インドの感覚で言えば、ちょっとした田舎、といったところであるのだが、それでもちょっと不思議な場所ではあった。
さて、左の写真だが、アマルカンタクのバザールの裏手の林の中、前日にも写真を撮った子供たちにまた出会った。それでせがまれて、記念写真を撮ったのだが、右の3人がちょっと変なポーズをとっている。青い服の女の子の様子では、それが笛を吹くクリシュナのポーズであることが分かる。右端の男の子も同じだろう。真ん中の子もやはり印のようなものを結んでいるが、ローカルな神様の真似だろうか。
カタカリダンスの国インドでは、大袈裟なボディーランゲージは普通だし、子供も何かと変なポーズをつけたがるが、ふっとクリシュナの真似をするのも何だか怖い。インド屈指の神秘的な聖地で育った子供たち、写真をとるたびに神様が憑依するのかもしれない。インドに限らず、辺境の聖地ではよくあることなのかもしれない。日本人でもそんな人とあったことがある(その人は紀伊熊野周辺の出身だった)。
次回以降もアマルカンタクの紹介をすると思うが、アマルカンタクについては、あるサイトですでに詳しく紹介していて、僕もまた、そのサイトの情報を見て訪れたことを明記しておきたい。そのサイトというのは、chaichaiからもリンクしているバラティヤ・ダルシャン、アマルカンタクのほか、デカン高原の不思議な場所について紹介している素晴らしいサイトなので、特に紹介しておきたい。
最後に右の写真だが、別に意味はなく、アマルカンタクのある風景です。

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対岸の犬

varanasiinu002ヴァラナシで好きな場所は対岸である。というよりも、どこへ行っても対岸なのだ。昨年の夏、ハリドワールの話でもそれに触れた。対岸という場所は、社会の中心からちょっと離れている分、自由である。半分、見捨てられているけど、気楽である。犬なんかも多くて、仲良くするととても楽しい。犬だって、本当は人間と仲良くやりたいと思っている。だからちゃんと付き合っているうちに、こんなに優しい顔をしてくれる。

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歯磨き男

hamigaki写真をいろいろとチェックしていると、ふと変な写真が気になるものである。例えば、この写真。今回の旅でアマルカンタックに行ったときのものだ。アマルカンタクは重要な聖地であるにもかかわらず、ロンリープラネットにさえ載っていないちょっとした秘境、というかとんでもない田舎なんだが、人は当然素朴である。
写真は、土手を歩いていて出会った男たち。そのうちの一人が手に持っていたニームの木かなんかの枝で歯を磨き始めた。「おっ、それはかっこいいなあ。みんなでやってくれたら、もっと絵になる」とかなんとか適当に言ったら、みんなで歯を磨き始めた。
いや~、何と言うか、朴訥素朴でいいですね。ますます辺境に行きたくなった。ちなみに、このアマルカンタクはマディヤプラデーシュ州という、デカン高原北部に位置する州の東の端っこにある(ややこしい…)。そして、アマルカンタクから一歩東に歩き始めたら、デカン高原最奥の地、チャティスガル州である。アマルカンタクの一部はすでにチャティスガル州であり、今回の旅でちょこっと歩いた訳だが、いつかゆっくりと旅してみたいとあらためて思った。

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