« ネパールから帰ってきました | トップページ | 清里の秋 »

バンコックで途中下車

bangkok01bangkok02今回の旅では久しぶりにバンコックを訪れた。個人的にはタイという国にさして興味を持っていないが、嫌な国だと思ったこともない。バンコックでは何もしないが、一つ好きな場所がある。ヤワラー、中華街である。あの場末の雰囲気がとてもいい。数年前にはインド行きの飛行機を待つあいだにかなりの写真を撮ったりもした。迷路のような路地もすべて歩いた。危険なイメージがあるが、じつは全然そんなこともなく、写真を撮るとまずい路地が一部あるくらいのものだ。ホテルはエンペラーホテルと言う古びた中級ホテルがあってそこに泊まっていた。食事は中華、タイと何でもあるが、とくにお粥屋が気に入っていた。お粥は一杯5バーツで、一皿20~30バーツ程度のおかずを何皿か頼んで一緒に食べる。しみじみとおいしい。
そんな中華街にサンペーレンと呼ばれる一直線の細い路地がある。距離は軽く2キロ以上はあるだろう。両側に雑貨屋や衣料店がずらりと並んで昼間でも物凄い数の買い物客でごったがえしている。昔は怪しげな通りであったようだが今はすっかり健全になり、30歳前後の女性に特に人気がある。僕自身は特にこの通りに用事はないが、路地をうろうろしていると日に何度となくサンペーレンを歩くことになる。
今回はバンコックに二泊だったのでカオサンに泊まったが、やはり懐かしく、中華街に行ってサンペーレンも歩いてきた。以前にもましてかわいい店が増えたようで、歩くのがちょっと恥ずかしいぐらいだ。相変わらずアメ横を上回るほど混雑していたが、不愉快なことは何もない。この路地ではどれほど混雑したところで、押されたり突付かれたりすることはまずありえない。目の前から荷車がやってくると皆静かに脇に身を寄せ、嫌な顔一つしない。そんな様子に僕はいつも感心してしまう。サンペーレンから少し北に歩くと目抜き通りのヤワラーにたどり着くが、この通りを適当に横断するときも、道行く車に追い立てられることもなければクラクションで脅されることもほとんどない。運転席でいらいらしているドライバーなんかも見たことがない。タイのドライバーというのは道が空いていればスピードをガンガン上げてすっ飛ばしていくが、意外なほど歩行者には優しいように思う。
さて、バンコックで二日したあとようやく成田空港に到着したが、そこで目にした日本人の姿にはちょっと驚いた。何をそんなに急いでいるのか、飛行機から降りた乗客たちが物凄い勢いで入国審査口を目指して歩いていく。いくら急いだところで、荷物は遅れて出てくるから無益なようだが、さすが(?)は日本人というほかない。ぼやぼやしてると突き飛ばされそうな殺気さえ漂っている。いつも思うことだが、帰国した、という安心感に包まれることはあまりない。
ただ、だからタイのほうがいいとかなんとか、そんなつまらないことをいうつもりはない。日本は日本だし、世界はいろいろあっておもしろいなあ、と思うだけのこと。もちろんネパールもおもしろかった。心残りは、僕とそっくりだといわれるグルン族と付き合うチャンスがあまりなかったこと。昔からネパール人にいわれていたが、今回もうるさいくらいに似ていることを指摘された。ちなみにグルン族の性格というのは一般的には単純直情型、得意な仕事はポーターと軍人である。僕はポーターにも軍人にもなれなさそうだが、今回雇ったガイドに言わせると、怒るとまるでグルン族のようだったという。まあ、適当なことを言っているだけだろう。

ところで、バンコックの写真は昔撮影したものです。左はどこかの路地、右はヤワラー通り沿いのチャイニーズ雑貨の店。バンコックの写真もそのうちまとめて掲載したいな、と思っています。

|

« ネパールから帰ってきました | トップページ | 清里の秋 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65972/7039298

この記事へのトラックバック一覧です: バンコックで途中下車:

« ネパールから帰ってきました | トップページ | 清里の秋 »