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ガンジス川源流への旅10(ハリドワール人間模様その二)

hari01ハリドワールのガート沿いを歩いていて、はっと目を引く少女を見つけた。一人で撮りたかったが、そのまわりにはあきらかに大家族と思われる人々。集団で巡礼に来たのだろう。彼女を中心に全体の写真を撮った。
ところで、この集団は服装からして西インド、多分グジャラートあたりから来たのかと想像できる。彼らは男性ならば派手なターバン、女性ならば、色鮮やかな衣装や装飾品を身にまとっているからすぐ分かる。ただ、写真の集団はそんなことはなく、普通にはまず分からないが、最初に目を引いた少女にはそんな地域の特徴がよく出ている。集団自体はかなり貧しい家族なのかと思う。ガートでごろ寝をしているようだから放浪生活を送っているのかもしれない。
西インドのグジャラート州からラジャスターン州はジプシーの原郷といわれるところ。この周辺の人が中東からヨーロッパにかけて流浪したのが現在のジプシーへと変貌したのだという。西インドには今も放浪癖が止まらない連中が結構多くいて、あちこちの聖地でこの地域出身者の姿を見かける。放浪にもいろんなタイプのものがあるが、写真の集団はその雰囲気から、やむにやまれぬものだったような気がする。といっても、放浪以外にも選択肢はあるはずだから、やはり放浪好きの血が騒いだに違いない。僕もまた放浪系だから、正直言って放浪系の人々に特に興味があるし親近感もある。

hari03盲目の老人が一人楽器を奏でていた。撮ったあと何かひっかるものがあったが、あとで考えてみたら、昔この老人を見たことがあった。じつはハリドワール自体は二度目で、6年ほど前に訪れていた。そのときにすでに老人を見て、やはり写真を撮った。あれから6年、ほとんど乞食同然の老人はどうやって暮らしていたのだろう。年から考えて放浪生活を送っているようには見えないから、多分、市内のアシュラム(宿坊のようなもの)あたりで食事をもらいながら細々と暮らしてきたのか。インドの聖地には必ずそんな場所があり、誰もがささやかだが軽い食事にありつける。簡単な寝場所もあるから、大病さえしなければ何とか生きていける。侘しいようだが、実際には聖地には一日中聖歌が流れ、神秘的で陶酔的な雰囲気に満ち溢れている。好き嫌いがあると思うが個人的には結構気に入っている。

hari04最後は夜のバザール。別に話はないが、きらびやかでいて風情もあった。

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