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丘の時間

other29aaancient51aa今日もオルチャの丘の写真を二枚アップします。左の写真は、雨を含んだ夏の雲が印象的な午後の空。だんだんに風が湿り気をおびて、そのうちざっと降り出す前あたりの時間も結構良いものだ。
右の写真は、真っ赤な夕暮れがやがて終わり、闇の中に沈んでいく、静かなひと時…。右の建物は今も寺院として生きているので、何本かの旗が風になびいている。ときどき巡礼がやってきて、鐘を打ち鳴らすのを遠くで聞くのはとても風情がある。インドの風情なんてあまり日本では聞かないけど、じつはすごく胸を揺さぶられるものがあり、強い予感に満ち満ちている。
夕暮れの写真を撮り終わり、丘を下っていく途中でまた奇妙なものに出会った。夜の帳が下りつつある道の端で堂々とうんこをするおばさんたち。結構たくさんいて心苦しいが、道は一本しかないので、そのまま歩くしかなかった。遠くからは女の子たちも水がめを持って歩いてきていたので、彼女たちの目的も同じだろうか。そのへんで用を足すのはインドの農村部では当たり前のことで、実は驚くほどでもないが、デカン高原北部から東インドはちょっと露骨すぎて、もう少し隠れてできないものかなあ、と思ってしまう。でもまあ、僕がもっとも心惹かれている地域と重なってしまうのがなんとも微妙な気分…。

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コメント

その光景!読んでて私も思い出してしまいました。15年も前の初インド、デリーからジャイプルに向かう早朝5時の列車に乗り込むと、朝もやの中、たくさんのレールの上に、空き缶を手にした数え切れない人影が・・・。
しゃがんでいる人も、わらわら歩いている人も、みんな神妙なj表情。インドの朝もやの中の儀式かな。幻想的な風景だなあ~→げっ、あれはもしや…、と気づくまで5分くらいかかりました。

それにしても、道ばたなんて。せめてちょっとくらいかくしてほしいですよね~。

投稿: nory | 2005.08.20 10:20

noryさんの初インドも15年前なんですか?1991年なら同じ年ですね。どこかの町ですれ違っていたかも…。

僕はボンベイinでしたが、空港バスの窓から、やはり野外でう○こをする男たちを眺めながら、大変な国に来てしまったなあ、と後悔していました(笑)こんな国に、二ヶ月もいられるかなあ、なんて…。三日もすると慣れてしまって、気がつくと15年も通い続けているところが恐ろしいですね~(笑)

投稿: 柴田 | 2005.08.20 14:34

とっても綺麗な空。
空が大好きな私は釘付け・・・。

文章読んでひっくり返りそうになりました(笑)

何だか人間のあるべき姿?というか、
欲求に素直に動いてる感じですね。
私たちの価値観だと、
トイレ行きたくても人の目気にして、
せめて木陰で・・・とかなりますよね。
でもこのおばちゃんたちはそうじゃない。
道端で、堂々と(笑)

でもこういうの、
嫌いじゃないです。
むしろ・・・ちょっと行ってみたいなぁと、
思いました。

投稿: 森垣有加 | 2005.08.21 11:58

お腹をこわしたときなど、インド人と同じように草むらに行ってしようと思うのですが、行くとあっちにもこっちにもインド人がしゃがんでいて、戸惑うことがよくあります(笑)
たまに犬や豚なんかも同じところにやってくるので、人間としての尊厳がガラガラと音を立てて崩れていくような気分になったりして…(笑)
でも、そういうインドが好きなんですね、不思議なものですが。
インド人と同じように大地にしゃがんで、きれいな空を眺めるのも、なかなかいいものですよ。

投稿: 柴田 | 2005.08.21 14:23

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