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黄色い頭の人々(インドの顔19)

palani20あなたは何者…?と、訊きたくなる人がインドには多すぎる。奇人、変人、の類を探したければ、まずはインドへ…、というのが世界の常識である。首都の真ん中で猿人間(?)まで出没する有様だ。
さて写真についてだが、南インドの聖地パラニで行われるタイプーサムの祭である。彼らはこの土地の神様ムルガンのもとに巡礼に来た熱心な信者たち。その多くは自分の村から裸足で何日もかけてここまでやってきて、髪の毛をそり落とし、体を清め、そして巡礼する。頭に塗っているのはターメリックだ。解毒作用があるとともに、悪霊から身を守る(いっしょのことですね)。だから彼らはべつに奇人でも変人でもないわけだが、…まあ普通ともいえないような気も、しないではない。
とはいえ、僕はこの祭が大好きである。このあいだもスリランカで似たような祭を見てきた。なんというか、これほど飾り気のない人々が、世界中のどこにいるだろうか。巡礼帰りの男女が、黄色い頭のままバスに揺られ、バナナかなんかにかぶりついているのを見るたびに、僕の心に平安が訪れる。彼らはとてもおだやかだ。人生の苦しみも怒りも嫉妬も何もかも、すべてを神様の前で捨て去ってしまう。その後は、純真無垢の赤ちゃんのような状態に戻ってしまうという。僕は彼らを見るたびに、あるいはその写真を眺めるたびに、なんとなく気持ちが楽になるのを覚えるのだ。
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この祭についてはこちらにも書いていますので、興味のある方はどうぞ。それから、このブログがヤフーカテゴリーに登録されました。これを機会に、さらに一人でも多くの人が、このサイトを通じてインドの無垢の魂と出会うことが出来れば、と願っています。

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コメント

すごく最近、柴田さんのブログ発見しました。写真いいなーって思いました。ブログもインドがリアルに伝わってきます。うらやましい。私も南インド行ったことあるので。これからも拝見させてもらいます。 ウキウキ

投稿: チビ | 2005.02.09 20:36

チビさん、はじめまして。
南インド、好きですよ。ぶらっと旅するには最高の場所です。料理もおいしいですね。ドーサにウタパン、それにバナナの葉っぱでミールスが食べたい!なんて、食べ物のことばかりですが、…これからも遊びに来てくださいね。

投稿: 柴田 | 2005.02.09 23:20

黄色い頭の集団・・・なんて面白そうな祭りでしょう。インドの人って、自分の欲望とか、何かにつけて"あからさま"だけど、何かをむき出しにしちゃうかわいさというか、面白みというか、そんなのを感じます。
柴田さんのブログ、私も大好きです。写真もストライクだし、鋭い視点をあたたかい心でつつんで文章にされてるし、共感することがいっぱいあるし、「あれってそうだったのか」と謎解きできることがたくさんあります。
風水にもはじめて関心がわきました。
これからも楽しみにしてます!

投稿: nory | 2005.02.13 23:02

noryさん、こんにちは。そして、お帰りなさい(というのも変ですね…)。
黄色い頭の人々、おもしろいでしょう。でも、ああいった人たちの魅力が、インドを知らない日本人にうまく伝わるのかどうか、いつも考えてしまいますね。ただ、僕は彼らのことがとても好きなので、そんな気持ちを素直に表現したいな、と思っています。
noryさんのブログにも、インドにたいする優しさが感じられますね。「夜香る木」もとてもよかったです(コメントを書こう書こうと思いながら、いまだ書けないでいます。じつは、ほかの掲示板やブログに何かを書いた経験がまだなくて…)。

投稿: 柴田 | 2005.02.14 01:09

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