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ベンガルポトア(インドの顔14)

kamisibai03写真はインドの放浪絵師ベンガルポトアの持っていた絵である。彼らは巻物にしたたくさんの絵を持ち、村から村へと渡り歩く。ただ、最近はテレビや映画の流行の影で、彼らの生活も大変らしい。それで外国人を見つけては絵を売りつけようとするのだ。
ところで、写真の絵だが、これは大災害を描いたものだ。7年前、東インドのオリッサ州で巨大なサイクロンが発生し、未曾有の大災害となった。死者は非公式情報で5万人以上といわれ、何十万人もの人が家を失った。インドだけの被害でいえば、このあいだの津波にも匹敵するものだったのだが、その様子を絵にしたものがこれである。
見れば分かるように、上の絵では人と牛が溺れ死に、また、嘆き悲しむ女性の姿も見える。下の絵には、まるで救世主のようにヘリコプターが飛んできて、人々にあいだに小さな希望が芽生える。そのような内容だ。
じっさいにこれを使って紙芝居をしたかどうかは不明だが、今も伝説の影を追いながら暮らしている多くの貧民や先住民の世界観を垣間見たように感じた。
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こうした放浪絵師ベンガルポトアは、カルカッタのあるウエスト・ベンガル州にとくに多く存在する。中心地は詩人タゴールの大学がある、シャンティニケタン近辺だ。

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コメント

 はじめて、柴田さんの写真をみさせていただきました。すごく、好きになりました。
外国になんて一度も行ったことがなく、写真をみていると、行きたいという願望が・・・
また、そのうち覗きにきたいです(^-^)

投稿: りえ | 2005.02.02 16:13

りえさん、はじめまして。
写真、気に入っていただけましたか。
インドの独特の色使いとか空気感が、見る人に伝われば、と思っています。行ってみたいなあ、と思ってもらえたら、それが一番うれしいことです。また遊びに来てくださいね。

投稿: 柴田 | 2005.02.02 22:02

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