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風水について その一(部屋選び)

占いを気にするほうではないが、信じていないというわけではない。ただ面倒くさいので本も読まないし、という程度だ。

占いの中でおもしろそうだな、と思うのが風水かな。インテリアなどには気を配っていないが、玄関先や水周りの方角にはインドの神様ポスターをつけている。邪気退散というわけだ。狭い東京で、しかもお金に余裕がなければ、理想的な環境で暮らすのは難しい。でも、思いっきり強力な神様なら、いろんなマイナス要素を一気に解消してくれるかな、と考えた。ただ、強力な神様は扱い方次第でマイナスにも働くかもしれない。でも、僕はインドの聖地をたくさんまわっているから大丈夫、と勝手に信じている。

今、住んでいるところは、場所的には悪くない。気持ちの良い住宅街の中だし、遠くから見ると、なだらかな上り下りするちょうど上ったところにある。谷間というのはだいたいよくないとされている。今の日本ではあまり目立たないが、例えばインドでは川沿いといえばスラム街だ。風水の本でもそのあたりのことは書かれている。でも、こんなことは教えてもらわなくてもなんとなく分かりそうなものだ。

今の部屋を借りるとき、不動産屋からもう一軒アパートを紹介してもらった。僕はためしに「プロの目から見てどちらが良いですか?」と聞いてみた。両方とも部屋は三つ、ただし、もう一つは横に三つの部屋が並ぶ、いわゆる「うなぎの寝床式」であった。そして今住んでいる部屋はいわゆる「L字型」だ。結局、不動産屋が選んだのは「うなぎの寝床式」、それが良いというわけではなく、もろもろの条件でそちらをおすすめするとのことだった。

最終的に、もう一つの物件を選んだが、その判断は正しかった、と思っている。というのは、不動産屋「おすすめ物件」は、環境がまずよくなかった。目の前が竹やぶで、その向こうには寺。風水的にいえば、これでもう悪相といえる。

「うなぎの寝床式」というスタイルもあまりよくないらしい。まっすぐというのは、例えば邪気なんかが入ってきてもあっという間だ。構造が単純すぎる。さらに、そのアパートは戸数が多く、それも気にいらなかった。紹介されていた部屋は階段を上ってすぐの場所だが、そのおくに、さらに5.6戸の部屋があった。つまり二階の入り口にあたり、風水的にいえば、邪気がいっぱい通っていく。だからといって奥が良いわけでもない。今度は反対に邪気がたまってしまう…。不良のたまり場というのもたいがいはそんなところだ。

今住んでいるところは上下2戸づつ、全戸数4戸の小さなアパートだ。あまり隣のことも気にならない。まるで一軒家のようなものだ。これぐらい少ないと周囲がよく見えるから余裕も持てる。二階なので、日当たりは良すぎるくらいで、夏はきついが冬はぽかぽかしている。このあたり、ものは考えようだが、暗いよりは明るいほうがいい。インドという、天真爛漫な国を長く旅していたので暗いのは苦手である。まあ、総合的にいって悪い買い物ではなかった。

こんなふうに書いていくと、風水というのはやはり、いわゆる占いとはちょっと違うという気がする。まあ占い自体もあるいはみんなが考えているようなものではないのかもしれないが、それは書き出すときりがないからやめておく。ところで、僕が何故風水に興味を持っているかというと、それはやはり、長いあいだ旅をしてきたからだ。旅をする上で、もっとも必要なのはサバイバルな能力である。それがない人はあっという間にトラブルにあってしまう。

サバイバルといってもさまざまなものがあるが、地形を見たり雰囲気を見たりするのはとても重要だ。僕の旅行は数ヶ月に及ぶものがほとんどだったので、まるで風水師のような暮らしだといってよい。例えばホテル一つ探すにしてもそうだ。まず地図を眺めてホテルを探し、次に地相を観察する。さらに部屋やフロント、階段、そして廊下を見て良し悪しを判断する。このあたりで間違うと、物を盗まれたり病気になったりするわけだから、毎日の部屋探しは真剣そのものである。もちろん、僕はあまり出来のよくない風水師ではあるが…。

風水については、明日以降も連続して書いてみます。専門的なことはどうせ分からないから、まあ経験を、ということになるだろう。

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